- [図解] 池上彰の 経済のニュースが面白いほどわかる本 (中経の文庫)/中経出版
- ¥669
- Amazon.co.jp
私のような経済のニュース初心者にはすごくいい本だと思う!
線を引きながら読んだので、後ほど、ここにポイントを追記しよう。
やっぱ池上彰さんの解説は分かりやすいなぁ。
【追記】
・景気を判断する客観的データには
①内閣府が毎月発表する「景気動向指数」
②日銀が3カ月ごとに発表する「日銀短観」
などがある。
①は景気と関係の深い経済データ30項目
②はアンケート結果
・会社は半年で2回の不渡り手形を出したら倒産
・自己破産は完全消滅
会社更生法は、敗者復活だが経営者は総退陣
民事再生法は、経営者退陣の必要なし
・完全失業者とは「仕事を探しているがいまはなく、仕事があればすぐに働ける人」のこと。
仕事探しをあきらめると失業者ではなくなる。非労働力人口の仲間入り。
非労働力人口とは、専業主婦、高齢者、学生など「仕事をしない人」「仕事が出来ない人」「仕事を探すのをあきらめた人」など。
・男性の失業率が高くなると女性も高くなる。例えば一家の大黒柱として働いてきた父親が失業したとします。それまで専業主婦だった母親は慌てて職探しを始めます。母親が仕事は探し始めた途端、母親も失業者の仲間入りをします。「大黒柱の失業は失業率を上げる。」
・公務員給与は民間準拠。つまり民間の給料が下がれば、1年遅れて公務員の給料も下がる。
・金融とはお金を融通すること。お金が余っているところから足りないところに融通するのです。
・お金が血液だったら、金融機関は血管の働きをしている。
・金融機関にもいろいろある。
都市銀行は、大都市に本社があって、全国に支店がある銀行。
地方銀行は、地方を基盤にした銀行。第二地方銀行は、かつて相互銀行と呼ばれていた種類の銀行です。そこを区別して今も第二地方銀行と呼んでいる。
信託銀行は、一般の銀行と同じ仕事もしますが、お客の現金や土地などの財産を預かって運用すると言う仕事を主に担当しています。
信用金庫と信用組合は、地元の中小企業向けの金融機関。どちらも営業できる地域が決まっている。誰でも預金できるが、借りられるのは、原則として信用金庫は会員、信用組合は組合員となっている。貸し出すことができる会社の規模は、信用組合より信用金庫の方が大きい。
・現金を預けた時に貰ったり借りたりするときに払う利子、これが本の現金に比べてどのくらいの割合なのかを示したものが今日です。通常は年利をパーセントで示す。
・国際的に活動する銀行の場合、自己資本が8パーセント以上あることというルールがある。もし貸し出した資金が不良債権になって戻ってこなくなった場合、銀行は、自己資本を使って穴埋めしなければならない。このため万一に備えて、せめて8パーセント思っておきましょうと言うルールが設けられている。逆に言えば、自己資本が8億円しかなければ、その銀行が貸し出せる資金は100億円まで、ということになる。
・銀行が貸している人から回収を急ぐことを「貸しはがし」と言う。
・年金問題で責任を問われた社会保険庁は、特殊法人の「日本年金機構」に継承されている。
・ドルは基軸通貨。
・バブルのきっかけは1985年の「プラザ合意」である。これはアメリカのドル安を進めることで合意したもの。
・国債とは、簡単に言うと「国の借金」のこと。