ビジョナリーカンパニー。
- ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則/ジェームズ・C. コリンズ
- ¥2,039
- Amazon.co.jp
これは、部厚いし、自分的期待も高い本なので、
忘れないように少しずつメモしながら読みます。
こちらのサイト に、私が今読んでいる部分が
まとめられていましたので、引用させていただきます。
まずは、第一章「最高のなかの最高」から、
ビジョナリーカンパニーの定義と、リストを抜粋。
仮説とその反証から、ビジョナリー・カンパニー像を浮かび上がらせます。
■12の仮定とその裏切り
1.すばらしい会社をはじめるには、すばらしいアイディアが必要である
→「すばらしいアイディア」を持って会社を始めるのは悪いアイディアかもしれない。ビジョナリー・カンパニーには、具体的なアイディアをまったく持たずに始められたものもあり、スタートで完全に躓いたものも少なくない。
2.ビジョナリー・カンパニーにはビジョンを持った偉大なカリスマ的指導者が必要である
→ビジョンを持ったカリスマ的指導者はまったく必要ない。彼らのうちの多くは、偉大な指導者になることよりも、長く続く組織を作り出すことに力を注いだのである。この傾向は比較対象企業のCEOよりも強い。
3.とくに成功している企業は、利益の追求を最大の目的にしている
→ビジネス・スクールの教えに反して、「株主の富を最大限に高めること」や「利益を最大限に増やすこと」は、ビジョナリーカンパニーの大きな原動力でも最大の目標でもない。確かに、利益を追求しているが、単なるカネ儲けを超えた基本的価値観や目的といった基本理念も、同じように大切にされている。
4.ビジョナリー・カンパニーには共通した「正しい」基本的価値観がある
→基本的価値観に「正解」というものはみられない。しかし、決定的な点は、理念の内容ではなく、理念をいかに深く「信じて」いるか、そして、会社の一挙一動に、いかに一貫して理念が実践され、息づき、現れているからだ。
5.変わらない点は変わり続けることだけである
→ビジョナリー・カンパニーは、基本理念をしっかりと維持しながら、進歩への意欲が強いため、大切な基本理念を曲げることなく、変化し、適応できる。すなわち変わらないのは基本理念である。
6.優良企業は危険を冒さない
→ビジョナリー・カンパニーは「社運を賭けた大胆な目標」に挑むことをおそれない。
7.ビジョナリー・カンパニーは誰にとってもすばらしい職場である
→ビジョナリー・カンパニーは、その基本理念と高い要求にぴったりと「合う」者にとってだけすばらしい職場である。
8.大きく成功している企業は、綿密で複雑な戦略を立てて、最善の動きをとる
→偶然によってうまれたものがある。「大量のものを試し、うまくいったものを残す」方針の結果であることが多い。
9.根本的な変化を促すには、社外からのCEOを迎えるべきだ
→社外からのCEOではなく、育て上げられた生え抜きのCEOである。
10.もっとも成功している企業は、競争に勝つことを第一に考えている
→ビジョナリー・カンパニーは自らに勝つことを第一に考えている。
11.二つの相反することは、同時に獲得することはできない
→ビジョナリー・カンパニーで大切なのは「ORの抑圧」に打ち勝てる、「ANDの才能」である
12.ビジョナリー・カンパニーになるのは主に、経営者が先見的な発言をしているからだ。
→ビジョナリー・カンパニーが成長を遂げたのは、何千もの手段を使う終りのない過程をとっており、質問はその一歩に過ぎない。
■ビジョナリー・カンパニーと比較対象企業リスト
ビジョナリー・カンパニーと歴史的競合企業であったそうでない企業との比較から。
オボエガキなので小うるさいことは書かないものとする。
ビジョナリー・カンパニーでない企業は有名でない?そんなことはないです。
コロンビア・ピクチャーズ配給の映画を見たことない人は少ないだろうし、
CAMELのタバコを吸っている人を一度ならず見たことがあるに違いない。
CAMELはR・J・レイノルズの商品だ。
ビジョナリーカンパニー 比較対象企業 3M ノートン アメリカン・エキスプレス ウェルズ・ファーゴ ボーイング マクダネル・ダグラス シティコープ チェース・マンハッタン フォード GM GE ウエスチングハウス ヒューレット・パッカード テキサス・インスツルメンツ IBM バローズ ジョンソン&ジョンソン ブリストル・マイヤーズ マリオット ハワード・ジョンソン メルク ファイザー モトローラ ゼニス ノードストローム メルビル プロクター&ギャンブル コルゲート フィリップモリス RJレイノルズ ソニー ケンウッド ウォルマート エームズ ウォルト・ディズニー コロンビア