【怒りのやりどころ】
私は、あまり怒らない人だと、自分で思っています。
朗読教室のみんなからは「えー!?」と言われそうだけど、それは、いらして下さるお客様のことを考えてのことなので、私の感情を当てつけているとは思わないでいただきたい…そう、あえて、心を鬼にしているのです。たぶん。
はい、特に、子どもに対しては、実際上の子は、二歳の時に初めて従兄弟に対して腕を噛んだ時に生まれて初めて怒りました。
最初の【怒り】は、気持ちはそんなに怒ってないけれど、親として怒らなきゃいけないという気持ちの【怒り】でした。
生まれてはじめてのお母さんが怒っているということに、楓は最初、ヘラヘラして受け入れることが出来ませんでした。
でも、私が涙を流しながら「ダメなことしたんやで!!!」と怒って、そのうちびっくりして、私が腕を解放してくれないことに泣いて喚いて、そのうち、自分がどうしていけなかったのかを考えて、楓が泣きながら謝ってくれて、私も泣きながら抱きしめました。
それから一年。
もう三歳と3ヶ月になる楓さんは日々怒られています。
私も、【三歳すぎたらしつけを取り入れる】体制で準備していたので、ちょっと厳しめです。
三歳までのやらかしたことは、親の責任だと思って、
「あー、ここにこれを置いてた私がダメだったんだな、こぼしちゃったね、触りたかったんだもんね、ごめんね」
「お友達に怪我させてしまうようなことをしたらだめだって伝えなかった私の責任だね」
「じゅんばん守れる子はカッコいいー!!サイコー!えらーい!!」
と、叱らない、褒めて伸ばす。
母なら必ず通る道に私も進んでいてて、それは、【三歳までなら有効!】らしい!
三歳までの好奇心を押さえつけると、自信のない子どもが育ちやすいというのを読んで、徹底して、「いーよ!」「すごいね」「出来たね」「可愛い!」を連発していた私。
ということは、三歳すぎたら、【しつけ】がはいってくるのです。
こちらのメンタルが安定している時にはそれくらい、ぜーんぜんよゆーでしつけ?できるし、みたいな気持ちでいたのですが、3歳3ヶ月の女子には、なかなかの変革球投げないという事を聞いてくれない時期でもあります。
でも、わたしも怒りのマックスを認識しているので沸点は超えません。超えた事ありません。言葉よりも、ぐっとこらえることが多いので、その間子どもはエンエン泣いていますが、これを乗り越えたら、子どもから、「ごめんなさい」が聞き出せる。
その時の母としては何も言わずに「いいよ〜」と抱きしめてあげる。
でも、こんなことは日常茶判事。
完璧に用意した夕食を食べないで遊び始める、お風呂入りたくないとだだこねる。
上の子も下の子も気に入っているおもちゃを使われると途端に姉妹喧嘩が始まってしまう。
上記、くらいなら、私の許容範囲。
食べなく遊んじゃってもいつか食べるんだから、楽しい気持ちも大切に、でも栄養のためにはご飯も〜、みたいな感じで全然余裕。
お風呂入りたくないなら、まさかこのぬいぐるみとお風呂はいれるの!?と子どもがテンションあがるモチーフを探して仲良くお風呂。
姉妹の喧嘩なんて、どちらかが夢中になるおもちゃをチラ見せして、しかもその遊びにはお母さんもキャスティングされてるよー!
という流れでは失敗したことなし。
こんなに、こんなに!!
自己コントロールが出来ていると思われる私でさえ、仕事でうまくいってなかったり、やり遂げられなかったりしてイライラしている時があるんです。
そんな時にこの「3歳イライラ期」いっぱい抱えた子どもとの絡みは、逆に100%良い結果を生み出さない。
楓が喚いて、私が相手できず、楓はさらにヒートアップ。
こんな時、余裕のある私は、
手を止め、楓を抱き上げて、ちょっとお話しして、ニコニコして、次の楽しみを伝えて解放。
そうすると、憑き物が落ちたかのように素直に一人で楽しく遊んでくれる。
しかし、私にそのような余裕がないとき!!
ぐずる楓に、なぜそうなってしなしまったのかを聞く。
あまり上手く言えない楓
だったらダメだと、楓の甘えたいを、まず拒否
楓、ヒートアップしてギャン泣き
私、ヒートアップ収まり待ち。さらにイライラ。
…このあと、二人はどこへ向かえばいいの?
私があやまる?
楓があやまるのを待つ?
無の数分。
すると楓が、
涙目ながらも私に
「ねぇ、ニコってちてぇ〜」
といってきます。
最初は、あー、はいはい、みたいな感じでニコって無理やりしてあげてたのだけど、次第にこれは、うちの楓さんの本能で編み出した防衛本能に他ならないのではないかと思えてきた。
私は普段、あまり怒らない分、一度沸点にかかってしまうと、言葉が止まらなくなったり、言葉で相手を傷つけてしまうと思うと、別の部屋に行って怒りが収まるのを待ちます。
そうして、また子どものいる部屋に戻るのですが、何にも改善されていなくて、楓はふせったまま。ひいらは、状況が分からずキョトンとして二人の顔色を探っています。
私は感情的になると噴火するまで自分で抑える術を知らないので、ただもう娘と関わりたくない、関わったら傷つけてしまうか、トラウマになりそうなくらいのキツイ睨みをきかせてしまいそうで、とにかく【無】を貫き通す。
そんな時の楓さんは、一通り、エンエン泣いて、スッキリすると、私のそばに恐る恐る寄ってきて、
「にこってちてぇぇ〜?」
と、顔を見ながら救いを求める目で訴えてきます。
そんなとき、私は自分を鉄拳で殴りたいなと思います。
こんなちっちゃな三歳児に機嫌をとってもらって、しかもそれが100点満点のかわいさ。
怒りも憤りも、疲れもイライラもなにもかもその一言でふやかされて溶けてなくなっていくのを感じます。
「ごめんね、にこっ」
と、私が笑うと、
涙目で、満面の引きつり笑いをした楓さんが最大級の【にっこり】を返してくれます。
三歳児。
私よりも三倍くらい大人なんじゃないか。。。
そして、私の扱いを三歳児にして克服していることも、いやはや、感服、そして、感謝。
旦那様にも、たまに切れそうになる私。
多少のイラっと感は伝えるけどそれ以上に言うと嫌な感じになるので、ガマン。
こんな時に、楓みたいに、「にこってちてぇ〜」っていってくれたらなぁ、と思いながら、旦那さんの「にこってちてぇ〜」を想像して笑ってしまう私。
あれ?
さっきまで旦那さんにイライラしていたのに!!
楓様、楓様の
「にこってちてぇ〜」は、
楓様が思っている以上に私を救ってくれていました。
動画は、後楽園ムーミンカフェ。
まるで我が家のように生き生きしている楓さん。
楓さんとのお出かけは、多少の緊張や不安がありながらも、話すこと、はしゃぐ楓の姿、気の使い方、無邪気に楽しんでいる姿。。。
全てが救いで癒しで生き甲斐です。。。
もう、あなたなしでは生きていけないなぁと思う今日この頃。。。
私の怒りは、彼女が無意識に鎮火していたのでした(^^)
#後楽園
#ムーミンカフェ
#我が家のように過ごしてもらうがコンセプトの素晴らしいカフェ
#ワインもあるし笑
#とても楽しかった
#アソブーノと観覧車も
#良い祝日