東京でもね、最近すっごい親切な方に出会いました!!
【奇跡の親切バトンタッチ】のお話(T ^ T)
長いので、お時間ある人は読んでみてください(^ν^)

今、アンパンマンの映画が公開されていて、お休みだったのもあり、2歳8ヶ月の楓と、0歳7ヶ月の柊と、親子三人で観に行ったんです(^^)前の日から楓さん、「アンパンマン 観よーね!」と、すっごい楽しみにしてて♡
大きなポップコーンを買って、はじめての映画館、とっても空いてて、終始楽しく過ごせたし、娘もとーって夢中になっていた様子(o^^o)

だけど、映画を見終わった直後、柊がぐずり始めて楓もそれを受けてグズグズ。。下の子は、映画の最後に寝ちゃってたのにオムツを替えられて起きちゃって、眠くて泣いてたのですが上の子は泣いてる下の子を抱っこする私にヤキモチを焼いて、たまにこういうことがあるんです(ーー;)いわゆる2歳の『赤ちゃん返り』。
こういう時は、冷静になって説得。
「かえちゃんは、歩けるし走れるしベビーカー座っておやつも食べれるでしょー、ひーちゃんは赤ちゃんだから抱っこしないと泣き止めないの。かえちゃんはすごいんだから、なんでも出来るんだから、ひーちゃんに優しくしてあげよー」と。
しかしなぜかその時は全く聞いてくれず、映画館のロビーで楓さん、
「だっこぉ〜!!!!」と、
ギャンギャン泣き。。。
それからいろんなお話をして、
説得、優しく、優しく、怒らない、怒らない!!!
のも、いよいよ限界で、楓のギャン泣きはヒートアップするばかり。
「どうしてひーちゃんに優しくできないの!?」
「えーん、だっこぉー!!!」
「ひーちゃんに優しく出来ないかえちゃんお母さんヤダ!」
「やだぁ〜、だっこぉ!!!」
「ひーちゃんに優しくしてくれたらベビーカーでお菓子食べれるよ!」(←最終手段。この手で何度もベビーカーに乗ってくれている)
「いやだぁ〜!だっこぉ〜!!!」
「(!?あれ!?うーん、どうしよう。。。)
ひーちゃんに優しくしてあげないならお菓子全部捨てちゃうよ!それでも抱っこがいいの!?」
「いい〜!!だっこぉ〜!!!」
「(!?え!?お菓子、捨てていいの…戸惑う私。。)ポッポポーン(ポップコーン)も捨てちゃうよ!!」
「いい〜!!だっこぉ〜!!!」

(えええええええええ〜〜〜!)
と思ったけど後には引けず。

「わかったよぉ!もー!!」
と、柊をベビーカーに、楓を抱っこ。
すると案の定ベビーカーでは赤ちゃん柊ギャン泣き。。。ギャン泣き楓は、抱っこされてスンっと大人しくなる。
そこでまた説得。
「ひーちゃん泣いてるね、かわいそうだね、変わってあげる?」
「…かわってあげない」
「でも、かわいそうじゃない?」
「かわいそうじゃないっ…!!」
こんな感じの説得で、以前は「かえちゃんあるくー!」と言ってくれたこともあったので、ここでまたかなり説得。しかし頑として聞かず、その間も柊は映画館のロビーでギャンギャン泣き。。。
全国のママさんそうだと思うけど、なかなか泣き止まない我が子を前に泣き止ませることが出来ないと、【イライライライライライラ】と、頭の中が真っ赤になるくらいにイライラが止まらなくなる。
しかもこの日はずっと行きたかったアンパンマンの映画観せてあげられて、母としては【やってあげた感】があったのか、なんであんなに楽しく映画観た後にぐずるの!?と、余計にイライラ。。。
仕方ないので楓を抱っこしたまま柊を抱っこして、これもよくやる【ダブル抱っこ】したら、楓が柊を嫌がって【ダブルギャン泣き】。。
あーもう!!
と、ここで、家に帰ったり、近くの年間パス買ってるレジャー施設に連れて行けたりしたら良かったんだけど、やり残した仕事があり電車にこれから30分乗らなきゃいけなかったんですね。。。
そのピリピリもあり、なんだか私はとっても頭に血が上ってしまって、
「もー!いい!お菓子捨てる!もうこれからも買ってあげない!!」
と、ポップコーンもお菓子袋に入っている楓のお気に入りのお菓子も、全部駅のゴミ箱にぶち込んだ。
そして、
「ほら!見て!かえちゃんのお菓子全部捨てました!!ひーちゃんに優しくしてくれないから捨てました!!」と、ちょっと強めに言いました。すると、楓さん、抱っこ紐から、その捨てられたお菓子を見下ろし、
【コクっ】と、うなずく。
その姿を見て、(あー、ほんとに今【抱っこ】が必要なんだ。。)と気づく。。。
仕方ない。。。ベビーカーの柊さん、ギャン泣きだけど仕方ない。。。こういう時どうすればいいのか分からないけど仕方ないじゃないか。。。と、半ば開き直りながらも地下鉄のホームでギャン泣きの声が響き渡るのはやっぱり辛くて、こーゆーとき大人がもう一人いれば。。と、意識を宇宙に持っていこうとしていたら…

おばあちゃんがニコニコ顔で話しかけてくれて、「まぁまぁまぁ」と、ひょいと柊を抱っこしてくれて、ホームのベンチに座ってあやして泣き止ませてくれた。
「私もねぇ、娘育てて、孫がいて、赤ちゃん慣れてるから大丈夫よ〜」と言いながら、電車が来て乗り込んでからも隣に座っていっぱいいろんなことを話してくれた。
私は、さっきまですっごく頭に血が上っていたし、まだひーに優しく出来なかった楓には怒っていたので、おばあちゃんに機嫌をよくした楓に対してもチラチラと睨みをきかせながらも、おばあちゃんは飴をくれたり柊も楓もご機嫌取ってくれて、なんだかその優しさに心がゆる〜くなってしまって、涙腺が緩みそうになった時、私たちの隣に、一つ席を開けて若い女性が座った。
その後二駅くらいで、おばあちゃんは残りの飴を私に握らせてくれて笑顔で降りていった。
そして、気づいた。
あのおばあちゃん、私が駅のホームに降りる時エレベーターで【開】を押して待っていてくれた。ということは、私の【お菓子ゴミ箱にぶち込んでる姿】を見ていたのかも!!と。
そう思うと、情けないやら、恥ずかしいやら、それでもその姿見てからのあの親切はとても嬉しいやらで、やばい、泣く。。。
(↑これ書きながら思い出し泣き。。)

と、思ったら先ほど座った若い女性が一つ空いて座っていた位置をすっとこっちに詰めて話しかけてくれた。
たわいもない話をずっとだったけど、きっとその女性が話しかけてくれなかったら、また楓と私の間にあるピリピリモードは戻ってきていたはず。
その若い女性は、私たちのやりとりも、私の心中にあるピリピリとかイライラとか、知らないはずなのに、それを全部包んでくれるかのように優しく、朗らかに話してくれて。。。
流石に電車に飽きてきて、またぐずり始めた楓。
さっきのお菓子が未練なのか、
「お菓子〜!!」
とぐずり始めて、私は小さい声で
「もうお菓子は買いません。。」と睨みをきかせてたら、その若い女性が、
「私、もうすぐ降りるからあなたの笑った顔がみたいなー」と、わざわざベビーカー回り込んで、楓の前にしゃがんで楓をあやし初めてくれた。私はびっくりして、恐縮して、
「そんな、大丈夫ですよ!!」と、あたふたしてしまったけど、その若い女性は
「あっそうだ!!」と、この写真のキーホルダーを楓にくれた。




りんごの可愛いキーホルダー、おみくじになっていて、振るとすぐに「大吉」が出て、彼女がとっても喜ぶから楓もつられてご機嫌に、二人でキーホルダーをフリフリ、結局私とその若い女性が降りる駅が同じで一緒に降りて、バイバイして別れたのだけど、3駅くらい?その若い女性は楓の前にしゃがんでずっとあやしてくれて。。。

こんな人いる!?!?!?
しかもこんな時に声かけてくれるなんて!!
その前のおばあちゃんにも助けられて、その若い女性にも助けられて、【奇跡の親切バトンタッチ】をしてくれました!!

東京だって、優しい人は、いっぱい居る!!!
前回投稿で、【大阪人は優しい】的な言い回しをした自分が恥ずかしい!
というか、「そうじゃないよ!」って神様に行ってもらえたような。
なんだか不思議な体験でした。

その後の楓さんは、
お昼食べに行った先でもちゃんと座ってしっかり食べて、柊がぐずったら
「かえちゃんあるくー!」と言って、人混みにも気をつけて歩き、その姿を見て感心した私は、甘えたかっただけなのに、悪かったなぁ、と思い
「お菓子、買ってあげようか?」と言うと、
「ううん、だいじょうぶ!」と!!!
なんとまぁ!!!奇跡からの、奇跡!!!

長〜い話になっちゃったけど(*^o^*)
どうしても投稿したかったお話。
あのおばあちゃんと若い女性にもう一度会ってお礼が言いたい。。。( ;∀;)