「ふざけんな」という気持ちと…均衡。とにかく残念。 | 白血病だって100まで生きてやる。

白血病だって100まで生きてやる。

21歳で慢性骨髄性白血病と診断され、2年以内に分子遺伝的寛解達成!
留学先で風邪で入院し、採血したらまさかの白血球26倍(26万個)。
すぐにマルク(骨髄穿刺)でその日のうちにたった一人で外国語で病名告知されました。

「あ、俺、昨日まで1週間東京旅行行ってたんですよ~」
 
「もうどこにいるのも変わんなくないですか??」
 
 
 
 
 
BY学生アルバイト(某国公立大)
 
 
 
ふざけんなーーーーー
 
ってすぐ思ったけど
 
 
 
今何に私は腹が立ったのかな…
 
 
東京行っちゃうこと?
 
…そう。
しかも東京が外出自粛してる期間に。。。
(彼はその発令より前にいたかもしれないが)
でも東京に住んでる、働いてる友達もいるんだよな…
 
 
旅行しちゃうこと?
 
…うーん。
前は旅行も仕方ないと思ってた。
コロナでつぶれそうな旅館もたくさんあるそうだし、
でも今は自粛すべきと思ってる。
ましてや、山奥のキャンプ場とかでなく、
大都市東京(しかも感染者増加地区)。
 
 
"学生"であること?
 
…違うかな。でもそうでもある。
 
まずウイルスを他県に持ち込む可能性がある。
その危機感がないんだな。
でも旅行って就活…だとしたら?
(それなら就活で、って言うか…)
 
そして、第三者にうつす可能性がある。
 
でも、こうして旅行行っちゃうのは「若者」だけではない。
別の部署の50代の人も
東京行く必要ある?って出張で東京行ったし、
関西の某府県に旅行も行って
一部から批判を浴びている。
 
だから、「年代的に」批判するのは違うと思った。
 
 
 
 
 
なんか
その男の子に
 
怒りを思った次の瞬間、
いろいろ考えてしまって
 
逆に何もリアクションできなかった。
 
顔も考えも冷めてしまった。
(引いたというのもある)
 
 
 
 
これだけ世間や政府が呼び掛けているのに
何も響かない、想像力のない、危機感の持たない(持てない)人たちがいる。
 
 
でも1つ言えるのは
 
「私、白血病にならなかったら、これだけ想像できたかな?危機感持てたかな?」
 
ということ。
 
 
今は、上記の発言で
恐怖を感じるし、自分の危険を感じた。
 
(ちょうど個室でお弁当食べてるとき *もちろんノーマスク
に、入ってきて、上記のことをペラペラ言われた。
学生さんもノーマスク。
「ごめん、後にしてくれる?」と戻ってもらった)
 
けど
健康な自分だったら。
 
「ありえなくない!?」「あほやん…」
といいつつ
恐怖より呆れの方が大きいか
「おまえ寄るなよ!」「自宅こもれよ!w」
くらい、明るくつっこんだかもしれない…
(年的には、ツッコミより諭したかもしれないが。)
 
 
 
 
その後、
机やドアノブをふきながら、考えてた。
 
白血病は、
リスクを背負うとともに
いままで気づかなかったこと、知らなかったこと、
考えなかったことをたくさん知ることとなる。
 
 
 
同時に
やっぱり思ってしまう
 
そっか。
さっきあの子に対して思ったのはこれだったんだ。
 
 
「命の危機感持てないんだな…」
 
 
 
ここで言う、命の危機感とは
「自分かだれかが (自分のせいで) しぬかもしれない」
レベル。
 
この危機感は、健康な私だったら…?
持っていた…と思いたい。。
 
 
東京旅行。外出。遠出。
今行かなければ、感染のリスクは抑えられたよね。
家で過ごしてたら、もっと。
 
 
いろんな意味で
残念。
 
わたしの会社の上や、知事も含めて。
(全国的に見て、知事・会社の指令で本当に結果違うんだなと思う)
そして、危機感の薄い人たち(過去の私も入れられるかもだが)。
 
 
 
でも
留学したから
日本のいいところもたくさん気づいた。
 
今回だって、
そのうちのいくつかが働いて今なんだと思う。
 
 
 
私の会社は会社内で感染・パンデミックにならない限り、在宅勤務または自宅待機はないんだなと思いました。
 
わたしたちはどうすればいいのでしょう?
 
 
 
命がけで会社勤め?
リスクを防ぐために辞めるしかない?
 
収入がなかったら。
白血病の高額な薬は買えない。
治療はできない。
 
もちろん、働く場所がないなら、税金も納められないよ?
 
 
 
ウイルスだけでなく、
政策の犠牲になるのは
まだまだいるかもしれません。
 
 
前も書いた通り、現場の医師、看護師、
 
この状況下で店を運営している人(スーパー、ドラッグストア)
不特定多数の人と接触してレジをしている人
 
マスク一枚で対応しているという検疫官
 
保育士、介護士
 
わたしたち疾患のあるひと
 
 
 
 
どうすればいいんでしょう。政府。
 
 
どうすればいいんでしょうね…。
 
 
 
 
私の望み・考えは、
在宅勤務の幅を広げること、
学生は通教課程にすること、
(でも義務教育以下は親の負担が大きいだろうから、なんらかの保障か制度かシンガポールみたいに分けて登校…等)
全国民に向けて、一定の制限を設けること
(私は罰金制もありだと思う それを給付に変えてくれ)
コロナ騒動で大変な思いをしている人へのなんらかの保障か給付
 
 
一気に抑えないと
スペインやイタリアのようになったり
医療崩壊が起きたら
もっと犠牲が増える…
 
「密を避ける~」よりも
 
具体的な対策案を提示してほしい!!
 
 
 
 
もう一度、、、
 
 
わたしのようなCML患者・がん患者はどうしたらいいのでしょうか!!!
給付や保障がなければ、会社に行くしかないの?
辞めて家にいろってか???
 
どっちも患者さんに寄り添ってないんです。
柔軟に
 
在宅勤務にする
出社回数を減らす、ずらす
フレックスタイム制にする
ずらして土日出勤してもよくする
職員は全員マスク着用必須にする(ハンカチマスクも有)
特別休暇をつくる(災害時等の)
特別給付をする
 
たくさんアイデアは出てくると思う
 
 
もっと腰をあげて対応しようよ!!!!!!
 
 
 
 
 
と思いました
 
私は
 
 
4月以降、制限がなくなって
逆に通常に戻るようなら
 
上のことを一通り言ってみて
その間もウイルスが蔓延し、
会社でも危険を感じるようになったら
 
休職か
辞めて
 
次の仕事(CMLでも負担なく働けるところ←どこだ)を
探すしかないのかぁ
 
って思いました。
ここまで考えたから
上記の発言をした学生バイト野郎との接触も
有意義だったかもしれない
 
でもこれで陽性になったら
 
覚えとけよ
 
 
 
 
 
 
こうしてる今も、
健康な人であってもコロナウイルスに感染して苦しんだり
なくなったりする人がいるのに!!!
 
 
 
もどかしいです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
上司さんに
「いままで副作用イブ飲んでたけど、イブプロフェン飲めなくて」
「ずっと頭痛我慢してるんです」
 
って言ったら

アセトアミノフェンの買ってきてくれました。

 

 

 

しかも

「あるくちゃんの郵便物の棚に置いとくね」

「外袋は危険なので捨ててください」 

BYメール

 

 

 
 
完璧です…
 
 
 
 
 
追伸:
 
志村けんさん。
小学校の時の写真は
卒アルも含め
全部アイーンです
(↑ちょうどミニモニとバカ殿がやってた時期)
 
大好きです
たくさん笑わせてくれて
ありがとうございました。