「プレジデント」や「サンケイビジネス」のサイトに
新しい「そとこもり」記事が出てましたね(2012年8月20日)。

このての経済誌?ビジネス紙?が、ろくに現地取材もしていないのに
定期的に「海外ニート」「国外逃亡」「東南アジアひきこもり」の記事を
出してくるのは、なぜかしら? どういう力がはたらいているのでしょう?
なんの金儲け? 夏休みの海外旅行シーズンと関係あるの?にひひ

こういう記事が出るたびに盛り上がるバックパッカー系フリーター失業者も
悲しいけど、原発デモにも参加できず、竹島・尖閣諸島などの領土問題を
ツイッターでつぶやいて「嫌中・嫌韓遊び」することにも興味のない
ワタシの
ような逃避人には、やっぱり愉快な話題ではあるんですよね、外こもり ってべーっだ!


XXXの歩き方-カオサン沈没2012
(記事の一部でーすクラッカー
 海外で引きこもる人々にあるのは、国内の引きこもり以上の悲壮感だ。旅行作家の下川裕治氏は、「日本で希望が見つからない、正規社員になれない、など基本的に失望があり、日本で頑張るより、アジアで仕事せずに暮らせるならそうしようという発想」と話す。だが、昨今そんな「外こもり」もできなくなる事態が訪れている。「(外こもりをする人の数は)明らかに減っている。日本経済の悪化で、派遣で働くことも難しくなっているからだ」

 他方、同世代の若者の中には、海外で就職したり投資したりすることで、悠々自適な生活を送っている人々が徐々に増えている。国外に脱出しても、格差はつきまとう。どこにいても、日本の閉塞感からは逃げられそうにない。
XXXの歩き方-ホームレスの外こもり海外ニート

★外こもりすと・ふくちゃんまとめNAVERはこちら

イギリスで作られたニートという言葉はNot in Education, Employment or Trainingの頭文字。「進学せず、働きもせず、職業訓練もしない」人たちのことですが、ニュース記事によれば、どうせお金がないなら、物価の安いタイ、ラオス、フィリピン、カンボジアなどの途上国へ行き、海外で引きこもりやればいいじゃん!と、日本を降りる若者たちが外こもり族になったそうです。

XXXの歩き方-外こもり 引きこもり


でも、東南アジアで沈没しすぎると、物乞い乞食やホームレス浮浪者になったり、自殺したり殺人事件の被害者になったりする危険もあるようです。逆に、現地で就職したり国際結婚したりして人生やり直し、生活リセットに成功した人もいるとかいないとか。

XXXの歩き方-無職ひきこもりニートとの就職活動 新聞記事

最近、「海外ニートという怪物」という記事をネットで見かけました。「そとこもり」「海外ニート」「沈没」「海外逃亡」など表現はさまざまですが、自由時間・豊かさの定義、リタイアメントの問題、海外移住、ロングステイ、ノマドといった流行りの価値観の行きつく先が、結局「外こもり」だったというオチになっていました。


「海外ニートはニートの進化形」BLOGOS記事要約
 海外ニートは、究極の自由人。海外でまったりとした時間のなか十分な質の生活をしている、パラサイトではない自立したニートのことです。豊かなノマド&リタイアメント生活にも負けません。
XXXの歩き方-海外ニートのアジア外こもり
 職についていないニートは低収入ゆえ、自由な時間や思想のメリットを享受できない。だから、"ニート"こそ、生活費のかからない海外へ行って"ニート"するべき。生活の本拠を生活費の安い海外に移し、みんなで海外ニートになりましょう!!
 ターゲットは生活費が東京の1/3程度である、東南アジアの都市。バンコク、プノンペン、ビエンチャンなどのほか、タイのプーケット島や、フィリピンのセブ島、マレーシアのペナン島といったリゾート地もいい。
 定年後豊かなリタイア生活を東京で送るには、年金にして月40万円が必要といわれています。これらの海外では、1/3ですから、月13万円で楽しくリタイアできることになります。フィリピンのセブ島の例で言うと、サン・ミュンゲル ビール 22ペソ=44円、タクシー初乗り 50ペソ = 100円、昼飯(街の食堂)おかずとご飯とスープ 70ペソ = 140円、フットマッサージ 1時間 200ペソ = 400円、住居に関しては、9000ペソ=18000円くらいからスタジオ(ワンルーム)タイプの部屋が借りられます。
XXXの歩き方-失業ニートひきこもりがタイのバンコクで就職結婚
 発展途上国でこうした暮らしをしながら、ネットで小銭を稼ぐのもあり。アフィリエイトだけでなく、情報商材を作ってもいいし、ニートはギーク(ITオタク)だったりするのでアプリをつくるもよし。最近はスカイプ人生相談とか、Facebook参加者限定コミュの入会費などで儲けている人もいます。こうした気楽な労働には社畜感もなく、趣味の延長のように楽しみながら稼げます。就労ビザも不要。
XXXの歩き方-うつ病ニートの孤独な自宅警備員
 え、そんなにうまくいくものじゃないって? だいじょうぶ。失敗したら、実家に戻っていままでどおりにニートしましょう。もともとニートだったんですから、リスクはありません。ノーリスクです。

最新のニュース記事によると、日本野鳥の会みたいに、
ホームレスも河川敷や公園で観測してカウントするようです。
XXXの歩き方-河川敷や川原でホームレスを観察して数える

記事には、「ホームレス1万人下回る」と得意そうに書いてありますが、
ビエンチャンとプノンペンで沈没していたという暗い過去を持つ失業者
兼パラサイトニートの元バックパッカーM君が言うには、
「おもての統計に出てこない自殺者が増えただけ。山谷・西成・寿町組や
樹海組など、潜伏&逃亡&失踪&行方不明者をきちんとカウントして
いないこんな数字は無意味」だって...。
もちろん、フィリピンのマニラや
タイのバンコク、ラオス、カンボジアなどで、世捨て人みたいな生活してる
外こもりさん たちも、外務省とか在外公館の職員さんがちゃんとカウント
してあげないとね。そしたら、ホームレスの数も減るどころか3倍モードに...しょぼん


ホームレス1万人下回る…2003年以降で初
(読売新聞 2012年4月13日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120413-00000987-yom-soci
 公園や河川敷、駅舎などで生活するホームレスは全国で計9576人(今年1月時点)で、昨年同時期に比べ1314人減ったことが13日、厚生労働省の調査でわかった。
 調査を始めた2003年以来、1万人を下回ったのは初めて。同省は「地方自治体などが取り組む宿所提供や就労支援事業が効果を上げていることも要因」としている。
 調査は、東京電力福島第一原発事故で放射性物質の影響のある福島県の一部を除く、全市区町村で実施。自治体職員らが目視でホームレスの人数を調べた。
 都道府県別で最も多いのは大阪の2417人(前回比83人減)で、東京の2368人(同304人減)、神奈川の1509人(同176人減)と続いた。島根は0人(同1人減)だった。

住所不定無職9576人…昨年比1314人減 厚労省
(毎日新聞 2012年4月13日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120413-00000068-mai-soci
 厚生労働省は13日、03年から行っているホームレスの全国調査で、今年1月時点の人数が初めて1万人を割り、昨年比1314人減の9576人になったと発表した。同省は「不景気の中、各自治体の自立支援策の広がりが効果を上げている」としている。
 都道府県別では、大阪が1位で2417人、東京2368人、神奈川1509人が続いた。東京23区と政令指定都市で全体の約7割を占め、島根以外は全都道府県で確認された。昨年1位だった東京は304人減少、同2位の大阪の減少は83人にとどまり、順位が入れ替わった。
 調査は、全国の公園や河川、道路などで生活する人を市町村職員がカウントしている。今年は福島第1原発事故の影響を受けた福島県の一部町村を除き実施された。