「バンコクジャパニーズ列伝」、本の帯のマルコメ君みたいな福井厚志さん(ふくちゃん)写真につられて購入。カオサンでホームレスしていたとか、ポンパン先生のタイ語学校でブロガーになったとか、カラオケ居酒屋のアルバイトでヤクザに脅されたとか、あげくのはてに東日本大震災の寄付金を着服したとか、いろんないろんなエピソードがある元祖「海外ニート」ふくちゃんがインタビューされている本です

フクちゃん本人が社会と独特な関わり方をしてきた半生をふりかえり「そとこもり」について語っているので、海外逃亡生活や日本脱出を夢見るフリーター系ふくちゃんファンにはたまらないっすよん(でもふくちゃんは2ちゃんねらーが嫌いみたい)

XXXの歩き方-バンコクジャパニーズ列伝ふくちゃん

実際には本に出てくる他の人たちの東南アジアライフが強烈なため、ふくちゃんの存在感がかすんじゃったりもしていて、そういうところがまたなんともいえず、、、 バンコクでオタク道をつきすすむ女子、悩みすぎて出家してしまったおじさんの話などはずぅんときますね。タイにはまっている日本人を、いろんな角度から切り取っているコスパのいい本。タイに移住したら、ワタシもヤフオクで現地で仕入れたものを売りまくったり、アフィリエイトブロガーになって引きこもろうかな、、、

本には、うつ病になってタイのゴーゴーボーイと夜遊びして治した(?)ゲイのおにいさんの話もあったけど、最近のニュースによれば、世界中うつ病だらけだって


[うつ病、世界で3億5000万人=自殺者の過半数―WHO]
2012年10月10日

 世界保健機関(WHO)は9日、うつ病など精神疾患で苦しむ人が世界で3億5000万人を超えるとの推計を発表した。年間約100万人の自殺者のうち、過半数がうつ病の兆候を示していたとみられ、うつ病に苦しむ人に気付き、治療の支援を行う必要があると訴えている。
 うつ病になれば激しい気分の落ち込みが長期間続き、仕事など日常生活に支障が出る。大人のおよそ5%がうつ病にかかるとされるなど、WHOは地域などに関係なく「世界的な現象」としている。
 女性のおよそ5人に1人が産後うつを患うほか、アルコールや薬物中毒、経済状況、失業といった外部環境もうつ病を招く要因。治療薬、専門家によるカウンセリングといったケアが効果的だが、病気を自覚しないなど「必要な治療を受けている患者は半数にも満たない」という。

(話題 1本目)
第21回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品(フジテレビ)
『サヨナラニッポン~若者たちが消えてゆく国~』
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/21th/12-296.html

「お待たせ致しました。カスタマーセンターです…」

今、日本からの問い合わせの電話の一部が、中国・大連に転送されている。電話を受けるのは、現地採用された時給300~500円で働く日本人。彼らは日本を捨てたのか?それとも日本に捨てられたのか?加速する若者たちの「日本離れ」の実態を追う。

日本人の国外流出数は、2007年10月~08年9月の1年間で10万人を突破。中心にいるのは20~49歳までの若い世代。過去20年間で最大だという。そして、日本経済の低成長と雇用の受け皿不足がこのまま続けば、若い世代が雇用機会を求めて、さらに海外へ流出する可能性が高いという。

日本語が話せれば仕事がある…物価が安いから生きてはいける…。だからといって、金をため、日本に帰国し、暮らせるほどのお金は手に入らない。つまり、彼らはもう二度と、日本に帰ってこないかも知れない…。そんな「片道切符」を理解し、彼らは自ら選んで旅立った。でも本当にそうなのか?

一見、快適な暮らしを楽しんでいるようにも見える。だが中国で働く日本人たちは口をそろえて言う。「日本には仕事がない」「やりたいことも夢もない」 今、日本の若者たちは、何に行き詰まり、何におびえ、何を求めているのか?現代ニッポンが抱える知られざる現実。彼らは日本を捨てたのか?それとも“この国の現実”に見捨てられたのか?

しょぼん

この放送局は、ふくちゃんの外こもりドキュメンタリー やってたとこだっけ?(違ったらゴメン)そういえば、「仕事なんてクソだろ?」「Job is Shit!」みたいな社畜批判で有名になった海外ニートさんのブログkusoshigoto.blog121.fc2.coニートの海外就職日記が閉鎖されてずいぶんになりますが、日本の労働環境がどれぐらい歪んでいるか、あのステキなブログのおかげでよくわかりましたよね。じゃあ、こういう海外で就職し現地で仕事するのは無条件に素晴らしいかというと……動画もUPされているので、興味のある人は探してください。ワタシみたいな外こもり系プーは、ニートなのに海外旅行なんてしていていいのか疑問を感じることもあるけど、海外脱出の準備として英語を実践的に勉強しながらアジアでの就職を考えているんだなんて、自分に言い聞かせたりするわけです。フリーターって便利ですね。

XXXの歩き方-東南アジア海外コールセンター


(話題 2本目)
大卒3万3000人がニート=就職率改善も4%非正規―文科省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120827-00000073-jij-soci
今春、4年制大学を卒業した学生約56万人のうち、6%に当たる約3万3000人が進学も就職の準備もしていない「ニート」だったことが27日、文部科学省の学校基本調査の速報で分かった。就職率は63.9%で前年比2.3ポイント改善したが、3.9%の約2万2000人が非正規雇用だった。

3万人って、日本の年間自殺者と大卒ニートの数が同じくらいってこと?


(話題 3本目)
大阪西成...あいりん地区の簡易宿舎はゲストハウス?
http://blogos.com/article/46226/
「あいりん地区の簡易宿舎をゲストハウスエリアとして国際観光の拠点にする? そんなトコに外人が来るかい!」
「人口が減少して保護費の出費が減っていくっていうのは、人(受給者)が死ぬのを待つわけかッ?」
「一貫校もええが、通学路問題はどうすんねん。小学校の校門の前で朝からエロ本が売られとるんやで。買いに来るおっさんと子供たちが一緒に歩いとるのを知ってまっか」
「大学誘致って、どこに呼ぶねん。(新今宮)駅の北側? あそこは西成やのうて浪速区やんけ」

こんな感じで、橋下徹大阪市長の西成特区構想を批判した週刊ポストの記事は「ねつ造」なんだそうです。バックパッカーが東京の山谷や大阪の西成に泊まるのはわりと普通のことなんだけどね。西成関係の記事って「西成、あいりん、釜ヶ崎、おーこわぁ!」と悪く書けば書くほど売れるらしいです。「年金問題、生活保護の問題、医療、保育など様々なテーマで取材にこたえてきたが、謝罪を求めたい」って、この人、怒ってます。バンコクのカオサンにみんなで視察に行きましょう。

性格が暗いとか、社交性がないとか、非難して"ほす"のは簡単だけど。。。

社交不安障害は、「人前で話せない」「会合に参加するのが苦手」など
人との交流に強い不安や恐怖心を抱き、生活に支障が出る病気

海外ニート外こもりになっちゃって東南アジアで沈没している人のなかに
たくさんそういう人がいるのではないかって思うのはワタシだけ?
ラオスのXXXゲストハウスで出会ったEさんなんて、ちょっと気の毒なくらい
シャイ(精一杯ソフトな表現)だったよ。。。日本で社会復帰、だいじょうぶ?

XXXの歩き方

今日のNHK記事
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130203/t10015266221000.html

人から注目を集める場合に強い不安を感じることは誰にでもあり、それを『あがり症』などと呼ぶ。しかし、恥ずかしい気持ちが極端に強く、それを避けようとするあまり日常生活にも影響が出る場合を社交不安障害と呼ぶ。最近の臨床研究でSSRI(選択的セロトニン再取りこみ阻害薬)といううつ病などに使われる薬が有効であることが明らかになったことで注目されるようになった。

社交不安障害はいくつかのタイプがあることも分かった。人前で話したり、試験を受ける、会議で意見を求められるなど、さまざまな社交的場面で症状が起こるのが全般型。それに対して「人前で字を書くと手が震える」など特定の状況で症状が現れるのを非全般型と呼ぶ。人前で食事ができない、人前で電話に出ることができないという症状もあるという。(nikkeibp)