『監視者たち』などのハン・ヒョジュや、日本から『のだめカンタービレ』シリーズなどの上野樹里らが出演したラブストーリー。日々外見が変化する主人公が思い悩む根本的な恋愛問題を、さまざまな視点から描き出す。悩める若者を、『尚衣院 サンイウォン』などのユ・ヨンソクとパク・シネ、『ポイントブランク ~標的にされた男~』などのイ・ジヌクらがが好演。ユニークな設定や、複雑ながらもピュアな恋愛模様に引き込まれる。
ウジンは18歳を境に、目覚めると年齢や性別や国籍を問わず、それまでとは全然違う外見に変化する奇妙な運命を背負うことに。一人の人物としてのルックスが定まらない彼は、インターネットを駆使して家具デザイナーとして働いていた。ある日、ウジンは家具店で働くイス(ハン・ヒョジュ)を見初め、毎日一見客のフリをしてその店に通い詰めるが……。
<シネマトディより>
主人公123人1役。
朝、目が醒めるたび、容姿外見全て変わってしまうウジン
しかも、年齢はおろか性別も人種もバラバラ、
自分ですら毎日「初めまして」
リセット生活を18才から10年以上続けている。
一晩寝たら「別人」になれるのだから
容姿にコンプレックスを持つこともないし、
1日限定でも違う人生が歩める。
だけど「自分」という具現化したものもないし、
同級生とは同じように年を取ることさえもない。
時間軸を無視した生き方しかできない。
そんな彼をそのまま受け入れる人間は母親と頓着ない親友だけ。
孤独にも不自由さにも順応していた彼は「恋」をしてしまう。
いつも通っていた家具店で彼女がいることに「気がつく」
イスは確かに美人ではあるが、毎日外見が変わるウジンとって
さして「美人」要素は重要ではなかったのだろう。
彼女の内面のひたむきさに「気がつく」
そこから改めて彼女の美しさにどんどん魅了されていく。
容姿。
確かに「選ぶ」ポイントになるかもしれないけれど
みんながみんなそうじゃない。
「ハゲ」は女性に嫌われる
実がこれは男性の思い込みで、
実際は「ハゲ」を理由に交際できないと回答する女性は一握りです。
「デブ」も「チビ」もそう。
どちらかというと私は太めの男性が好みといえば、好み(^◇^;)
女性の恋は加点方式ですから(^◇^;)
自分が選んだものにどんどん魅力を加えていきたがる。
よく見ると
ここもここもここも愛らしい^ - ^
だけど、イスの場合、翌日には別人の容姿で現れる恋人。
加点が効かない。本当に中身だけ。
身体つきまで変わってしまうと
頭の中が混乱してしまうには当然だ。
加齢よる変化もない。毎日変わる恋人。
会えない時間に拠り所にすべき絵姿がないのは本当に辛い。
ちょっと変わったファンタジックなラブコメが
後半からどんどん重苦しくなる。
もし、私なら
愛し続けることはできるだろうか?
毎日容姿の変わる相手とベッドに入れるだろうか?
アイデンティティって何だろう?
キューティハニーも変身ヒーローも戻れるベースがあってこそ変身できる。
18才のある日から、戻るべきベースがなくなってしまった男
イスに感情移入し、恐怖しながらラストを待つ。
イスは頭の混乱を解消できるのか?
中身だけを愛し続けることができるのか?
ずっと胸が苦しい2時間だった。
★★★★☆
