ビューティ・インサイド(2016) | waldeinsamkeitの木をみて森をみず。

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L’arbre cache souvent la forêt.
本と映画の備忘録。ときどき、禅問答(笑)

アメンバー限定記事は公式ジャンルと全く関係ない超つまんないぼやき内容なので、公開していないだけですσ^_^;ホントにホントにお気になさらずにσ^_^;

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ビューティ・インサイド(2016)


『監視者たち』などのハン・ヒョジュや、日本から『のだめカンタービレ』シリーズなどの上野樹里らが出演したラブストーリー。日々外見が変化する主人公が思い悩む根本的な恋愛問題を、さまざまな視点から描き出す。悩める若者を、『尚衣院 サンイウォン』などのユ・ヨンソクとパク・シネ、『ポイントブランク ~標的にされた男~』などのイ・ジヌクらがが好演。ユニークな設定や、複雑ながらもピュアな恋愛模様に引き込まれる。


ウジンは18歳を境に、目覚めると年齢や性別や国籍を問わず、それまでとは全然違う外見に変化する奇妙な運命を背負うことに。一人の人物としてのルックスが定まらない彼は、インターネットを駆使して家具デザイナーとして働いていた。ある日、ウジンは家具店で働くイス(ハン・ヒョジュ)を見初め、毎日一見客のフリをしてその店に通い詰めるが……。

<シネマトディより>



主人公123人1役。


朝、目が醒めるたび、容姿外見全て変わってしまうウジン

しかも、年齢はおろか性別も人種もバラバラ、

自分ですら毎日「初めまして」

リセット生活を18才から10年以上続けている。

一晩寝たら「別人」になれるのだから

容姿にコンプレックスを持つこともないし、

1日限定でも違う人生が歩める。

だけど「自分」という具現化したものもないし、

同級生とは同じように年を取ることさえもない。

時間軸を無視した生き方しかできない。



そんな彼をそのまま受け入れる人間は母親と頓着ない親友だけ。

孤独にも不自由さにも順応していた彼は「恋」をしてしまう。

いつも通っていた家具店で彼女がいることに「気がつく」

イスは確かに美人ではあるが、毎日外見が変わるウジンとって

さして「美人」要素は重要ではなかったのだろう。

彼女の内面のひたむきさに「気がつく」

そこから改めて彼女の美しさにどんどん魅了されていく。




容姿。

確かに「選ぶ」ポイントになるかもしれないけれど

みんながみんなそうじゃない。


「ハゲ」は女性に嫌われる

実がこれは男性の思い込みで、

実際は「ハゲ」を理由に交際できないと回答する女性は一握りです。

「デブ」も「チビ」もそう。

どちらかというと私は太めの男性が好みといえば、好み(^◇^;)

女性の恋は加点方式ですから(^◇^;)

自分が選んだものにどんどん魅力を加えていきたがる。

よく見ると

ここもここもここも愛らしい^ - ^



だけど、イスの場合、翌日には別人の容姿で現れる恋人。

加点が効かない。本当に中身だけ。

身体つきまで変わってしまうと

頭の中が混乱してしまうには当然だ。

加齢よる変化もない。毎日変わる恋人。

会えない時間に拠り所にすべき絵姿がないのは本当に辛い。




ちょっと変わったファンタジックなラブコメが

後半からどんどん重苦しくなる。



もし、私なら

愛し続けることはできるだろうか?

毎日容姿の変わる相手とベッドに入れるだろうか?

アイデンティティって何だろう?



キューティハニーも変身ヒーローも戻れるベースがあってこそ変身できる。

18才のある日から、戻るべきベースがなくなってしまった男



イスに感情移入し、恐怖しながらラストを待つ。

イスは頭の混乱を解消できるのか?

中身だけを愛し続けることができるのか?



ずっと胸が苦しい2時間だった。

★★★★☆