マリリン7日間の恋(2012) | waldeinsamkeitの木をみて森をみず。

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本と映画の備忘録。ときどき、禅問答(笑)

アメンバー限定記事は公式ジャンルと全く関係ない超つまんないぼやき内容なので、公開していないだけですσ^_^;ホントにホントにお気になさらずにσ^_^;

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マリリン7日間の恋(2012)

2012年で没後50年となる世界のセックス・シンボル
マリリン・モンローの秘めた恋を
ミシェル・ウィリアムズ主演で描いたドラマ。
1956年、ローレンス・オリビエが監督・主演を務める
映画「王子と踊子」の撮影のため
ロンドンを訪れたモンローは、
初めて体験する海外での撮影のプレッシャーと、
夫との確執により仕事に集中することができずにいた。
さらに演技方法でオリビエとも対立し
孤立してしまったモンローは、
ただひとり的確な助言をくれた
第3助監督のコリン・クラークと親密になっていく。
クラークの回想録をもとに映画化。
ウィリアムズがモンロー役を演じ、
共演にはエディ・レッドメイン、
ケネス・ブラナー、ジュディ・デンチ、
エマ・ワトソン、ドミニク・クーパーら
豪華英国俳優が集う。
<映画comより>


モンローは存在自体が美術品。
女というものの内面と外面を造形したら
きっとああいう風に神様が造ったんだろうと、
世界のほとんどの人が思うだろう。
彼女の伝説を聞くたびに、
その背負った役割が重すぎて、
心がついていけなかったようにも思える。
中2症状じゃなくて、栄光を本当に抱えてしまったものの苦悩。
人間モンローからどんどん遠ざかる、
モンローという象徴。
私、凡人で良かった(^^;;

タイトルの音の響きからすると、
マリリンの奔放の一部に聞こえる。
本編とは違和感。
クラーク目線のマリリンへの思慕。
マリリンが主体的に
クラークを惑わせた印象が薄い。
あくまもマリリンの生活に
ちょくちょくと首を挟んだに過ぎない。

ラストはやっぱり
初めてマリリンと会ったペースに戻るだけ、
何も変わらないマリリン。
彼女のその後の作品の成功は、
彼女が勝手に経験して、
血や肉にしていったもので、
おそらくたまたま側にいたのがクラーク
だった
だけに過ぎない。
相手は誰であってもマリリンは変わらない。
それも美術品というものの使命。
魅了して残り続ける。
クラークの青くてしょっぱい初恋は、
物語を美しく仕上げているが
全然印象に残らない。
センチメンタルにも感じない。
代入されるXくんとしてのクラーク。


モンローを演じるのは大変だ。
完コピは難しいが、ある程度
デフォルメされたモンロー像が活きてくる。
「マリリンとアインシュタイン」もそうだった。
見比べてみると全然違う。
だけど、彼女の空気はなんとなく纏えるもので。
象徴というものはきっとそうなんだろう。
モンローを纏うということは、
女の象徴を纏うということなんだろう。
マドンナの初期「マテリアルガール」のPVを観る度に、
モンローを思い出していた。
大人っぽくも子どもっぽい、モンロー臭がする。

メゾットを背負わずに
自力でコメディエンヌを体得していったモンロー。
「お熱いのはお好き」は何度観ただろう。
美しさは引けを取らないミシェル・ウィリアムズ
彼女のモンローはキュートだったが
やっぱり物足りない。

★★☆☆☆