純愛物語(1957) | waldeinsamkeitの木をみて森をみず。

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L’arbre cache souvent la forêt.
本と映画の備忘録。ときどき、禅問答(笑)

アメンバー限定記事は公式ジャンルと全く関係ない超つまんないぼやき内容なので、公開していないだけですσ^_^;ホントにホントにお気になさらずにσ^_^;

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純愛物語(1957)


十二年前、広島に投下された
原爆のため、病に冒され、
死んで行った少女の
純愛を通して非情な現実社会に
メスを入れた問題作。

水木洋子が原作を書き自ら脚色、
今井正が監督。
主演は江原真二郎と中原ひとみ。
そのほか岡田英次、木村功、東野英治郎
宮口精二、加藤嘉、藤里まゆみ、
岸輝子など。
色彩はイーストマン東映カラー。


スリ集団の制裁から
戦災孤児のミツ子を
救い出す同じ戦災孤児という境遇の
貫太郎。
ミツ子はスリから足を洗う決意をするが、
お金のため再びふたりは
共謀してスリに及ぶ。
刑事に摘発されたふたりは
それぞれ更生施設に送られる。

やがてミツ子の身体に
異変が起こりはじめる。
病変は、ミツ子が幼少期に
広島で原爆に被曝したことと
関係があるのだった。
更生施設を抜け出すミツ子。
貫太郎がみつけたときには
ミツ子の体は弱り、ドヤ街で
寝込む日々が続いていた・・・


中原ひとみの彫りの深い
活発そうな顔立ちが印象的。
後半、病に侵され
貫太郎に甘えるミツ子が
どんどん儚気になっていく。
貧困の中、なんとかささやかな
楽しみを見つけようとする2人。
誠意を尽くして接する更生施設の先生。
やはり、戦争の中で失った
別の悲しみを抱え
生きていた。

デパートでは物が溢れ、
街には活気があり、復興する日本。
だが、1本大きな通りを外れると
復興にのれなかった人々が
その日その日を消化していた。

1950年代はまだ戦争のシミ
のようなものが街の至るところに
残っていた、そんな空気。

生々しい時代の匂いに
少し息苦しくなった。

貧しくて一人ぼっちだど
明日を夢見ることも忘れてしまう。
貧困のスパイラルに陥ると
なかなか抜け出せない。
50年前も今も同じようなものかも。

最近、お金を使うことに
罪悪感を持つ。
お金を使わずに生きる方法を
探している自分。
心が貧しくなってる。
反省(u_u)

★★☆☆☆