キッチン・ストーリー(2004) | waldeinsamkeitの木をみて森をみず。

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L’arbre cache souvent la forêt.
本と映画の備忘録。ときどき、禅問答(笑)

アメンバー限定記事は公式ジャンルと全く関係ない超つまんないぼやき内容なので、公開していないだけですσ^_^;ホントにホントにお気になさらずにσ^_^;



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キッチン・ストーリー(2004)



1950年代初頭。
急速に近代化が進んだキッチンでは、
使う人の行動パターンを知るため
様々な調査が行われていた。
スウェーデンの“家庭研究所”では
独身男性を対象にした台所調査を
実施することになり、
多くの調査員が
調査対象者宅へと派遣された。

“馬”がもらえるからと調査に応募した
ノルウェーに住む初老の男性
イザックの家にも、中年の調査員
フォルケがやって来た。
しかし、イザックが手にしたのは
赤い馬の人形。

やがて、フォルケは台所に奇妙な監視台を
設置すると、イザックの観察を開始する。
調査対象と一切交流しては
ならないという規則を律儀に守り通す
フォルケに、イザックは
不信感と敵対心を
募らせるのだったが…。



観察者と被験者。
接触してはいけないルール
なのだけど・・・
他者という異物を受け入れる2人。
テニスの審判みたいな高台に座り
イザックの「調査」を頑張るフォルケ。
イザックも一方的な「観察」が
不服で、床に穴を空けて、
負けじフォルケの「観察」をする。
なんだ、このオヤジたち(笑)

そもそも初老の独身男性の
台所事情を調査する、
その問題定義が
ちょっと変わってるね(⌒-⌒; )
当時のスウェーデンとノルウェーの
関係性が台詞の中に
ちょくちょく登場して面白い。


中盤、心開いた2人が
フォルケのトレーラーで
イザックのお誕生日を祝うシーンが
なんとも暖かい。
いいオヤジがきちんとスーツを着
バースディケーキを前に酒盛り。
なんとなくプリティなんですね
(^∇^)
ささやかで穏やかな時間。

フォルケの上司により
2人の設定が崩れてしまうが
フォルケに残ったものは・・・

このオヤジたち、
それほど表情豊かではなく、
全編にわたり、地味。
でも空気というか、
時間の行間というか、
激しい喜怒哀楽はなくても
空気の振動が
じんわり伝わる暖かいシーンが多い。

派手さは全くないが
北欧もの故に
真逆にほっこりする作品。

和んだよ(*^_^*)
寒い部屋が暖かくなりました。
★★★★☆