下の子が中学生になり、1人で家を過ごすことが増えた。7時前に送り出し子どもたちが帰ってくるのは早くて18時。曜日によっては22時を回る。そんな時は正社員を辞めて良かったのか?と思うことがある。
子どもたちと過ごせる時間は本当に短い。
先日、上の子が帰って来たのは22時半。受験生なら仕方ないのかもしれないけれど、朝7時前に見送ったのに迎えるのは22時半って、、、寂しい。
下の子も帰って来ても宿題、英検の勉強をして、ご飯食べてお風呂に入ったら寝てしまう。
上の子と下の子が会わない夜もある。
子どもたちが小さい頃、こんな風に思うことなんてなかった。子育てから早く解放されたかったし、通勤時間が唯一自分の時間だった。
勿体無いことをしたと今は思う。
だから仕事を辞めたことは良かったんだとも思う。でもまた寂しい1人の時間の中に居ると同じ後悔を繰り返す。
暇だからこんな風に思うのかもと思って派遣会社に登録するけれど、毎日働いて、子どもたちの時間が減ったらどうしよう?と思ったり。
まぁそんはことをしている間にどんどん歳を取り雇ってくれるところもなくなるのだろうけど、仕事する決心がつかない。
子どもたちは家の鍵を持って出るのを忘れる。母親の私がいつも家に居ると思っているから。
それが今は嬉しい。
楽しかったこと、困ったこと、辛かったこと、1番最初に聞ける喜びがある。ただいま!お母さん、今日学校でさ〜と制服のジャケットを脱ぎながら話し始める子どもたちが愛おしい。
実母は仕事が忙しく、私の話など聞いてくれなかった。忙しいが口癖で、次にうるさい、そうして疲れた。
仕事が激務だったのかもしれないし、私に興味が無かったのかもしれない。
中学生になると実母に話すことを辞めた。すると○○さんに聞いたけど不良とつるんでいるんだって?ご近所さんに何言われるか分からないでしょうが!!と話掛けてきた。
不良って、、、クラスメイトで素行は良く無かったけれど勉強が出来る女の子で、放課後数学を教えてくれた。私にとっては親切なクラスメイトだった。
次に話掛けてきた時は○○さんに聞いたけど、お母さんがタバコ吸ってる子の家に行ってるんでしょっ!まさかアンタ吸ってないわよね!!だった。同級生のお母さんがタバコを吸っているだけでこの言いぐさ。
放課後、私には居場所が無かったから学校、公園、クラスメイトの家によく行った。共働きの家が多く、家の人が帰って来るまでを宿題したり漫画の話をして探した。
実母からしたら何を過ごしているより誰と過ごしているかが重要で、我が子の話は聞かず他人の話を聞いて一人怒っていた。
門限は18時。少しでも遅れると殴られ玄関先で放置。あぶない少年が観られなくて悔しくて泣いた覚えがある。
実母は18時に帰ってきた私と話をする訳でもなく、放置なのに何故にあんなにも門限に拘ったのか?全くわけが分からない。
今の私のように子どもたちがいなくて寂しかったわけじゃない。
アンタが門限に遅れると私が怒られるのよっ!早く帰って来なさい!!
不良とつるんで迷惑掛けるんじゃないわよっ!
遅く帰って来たら隣近所にウワサされるでしょっ!!
と怒っていたので理由は自分のため。私を心配していたわけじゃない。
確かに今の私の寂しさも自分本位。子どもたちとの時間が少なくて寂しいだけ。だから寂しいなんて口にしない。僅かな時間でも過ごせたらラッキーだと思っている。その時間だけは楽しく過ごしたい。
子どもたちが成長し親子で過ごせる時間が減って寂しくても、1分でも子どもたちと過ごせるのなら私は子どもたちを優先させたい。