来月で卵巣がんの手術から10年になりますが、
ステージ3だったので、
こんなに生きるとは思ってませんでした。
この10年、手術でがんは一応せんぶとれたとかで、
その後、
予防のためにやった抗がん剤の後遺症、
末梢神経のしびれ、
両足のつま先部分のしびれがどうしても抜けず、
つま先に力が入らないので、
つま先立ちができないので、
変なところに力を入れて歩くせいか、
年がら年中、調子が悪い足腰に悩まされ、
いちじは寝たきりになる恐怖にかられ、
こんな足腰になるならば、
抗がん剤治療など受けなければよかった、
と、後悔しますが、
やってしまったことはしかたない、
と、首を垂れるしかありませんが、
まっ!
しかたない、
この身体をだまし、だまし、
死ぬその時まで生きていくしかない、と。
ステージ3の卵巣がんは肛門付近まで侵しており、
良性の腫瘍だと思って、
手術に臨んだ私だったのですが、
開腹してみれば、悪性のがんだったので、
私が知らないうちに、人工肛門にされており、
術後、そのことを医師から知らされた時は、
そんな身体になってまで生きたくない、
なぜ、死なせてくれなかったのだ!
と、泣きました。
だが、しかし、
65歳でがんになった私、
この先はそんなに長くはないだろう、
だったのですが、
人工肛門、身体障害者4級の身となって、
どういうわけか、10年も生きてる次第です。
で、
人工肛門者には、
市から半年間ずつ、ストマ(便を溜める袋)用
装具代が給付されるのですが、
前期給付額は、47,832円で、
月にすると、7,972円で、
前回と同じ額でした。
この金額で、お腹の上にはったパウチで、
人工肛門の便を溜めておくのですが、
この世話がけっこう面倒で、たいへんで、
後期高齢者となった今、
この先、
死ぬその時まで自分で世話ができるのかしらん?
ですわ。
我が家のチューリップ。