兄嫁は私と同じ年、

3年前の忘れもしない12月の年金支給日、

ものすごく寒い日に自宅風呂場で、享年69歳で溺死しました。

ばかに風呂が長いな、と、兄が風呂場を覗いた時は、

顔を水面につけてたそうです。

そして、救急車で病院に運ばれたものの、

そのまま帰らぬひととなりました。

 

兄嫁が急死した1週間前に父の法事があり、

菩提寺に姉夫婦、兄夫婦、あたしら夫婦が集まって、

その後は場所を移動してカニ料理フルコースを食したのですが、

その3年前、卵巣がんの手術と抗がん剤治療をした私は、

足腰が不調だったため、横浜のお寺まで徒歩と電車で行けず、

片道1万円のタクシーでお寺まで行ったのですが、

 

姉夫婦、兄夫婦、私ら夫婦、6人のなかで、

次に逝くのは卵巣がんになった私だとばかり思ってました。

 

ですが、

それにしても当時69歳だった兄嫁の

90歳にも見えた老け具合には驚きました。

腰が完全に曲がって、歩くのがやっとだったので、

お墓には何段か階段を上がらなければならないので、

私は兄嫁に、

「あたしの肩につかまって」

と、声をかけずにいられませんでした。

 

あの日、兄嫁はカニを食しながら、日本酒を飲んでました。

 

まさか、その1週間後に兄嫁が、

兄嫁の死から1年半後に、享年72歳で兄が肺がんで、

兄の死の3か月前には、享年76歳で姉が病死、

と、この3年の間に、

あの日、

父の法事で顔を合わせた6人のうちの3人がこの世からいなくなってしまいました。

 

そして、あの日、

この6人のなかで一番先に私が逝く、

この先、ひとのために黒い服を着ることはない、

と、思っていた私がいまだに生きてます。

 

それにしても、

自宅風呂場で溺死した兄嫁ですが、

何だか、

いまだに死の1週間前に会った兄嫁の異常に老いた姿が

まぶたの裏に残ってます。

 

 

我が家の、満開のオキザリス

 

 

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