こんにちは。

私が今ハマっている漫画、『ミステリと言う勿れ』の8巻が発売されました。だから、その感想を書こうと思います。

思いっきりネタバレになるので、ネタバレが苦手な方はこの記事を読まない方がいいです

『ミステリと言う勿れ』の話 | 田舎出身の芋娘がTHEキラキラ女子を目指す話 (ameblo.jp)

前に書いた感想はこちら

8巻の表誌、凄く綺麗です。私好みの表誌ですね～こういう夜空って感じのデザイン大好きです

この漫画は、短編のミステリーが収録されているようで事件の数々は裏で繋がっているようです。

現在進行中の大きな謎は3つ。

1つめは犬堂我路の姉、愛珠が死んだ謎。

2つめは天達先生のパートナーであり整君の恩師でもある喜和さんが死んだ謎。

3つめは星座のマークが刻まれたアクセサリーの謎。

6巻では愛珠が鳴子巽というカウンセラーに診てもらっていたことや、気が強い性格だったのにだんだんと精神的に弱っていったことがわかりました。また、星座の刻印が入ったアクセサリーの出所が鳴子巽であることがわかります。

7巻では天達先生と整君との関係、整君が小さい頃にお世話になっていた喜和という女性に触れていきます。喜和さんは心理カウンセラーで心療内科に勤めていたそうです。

もしや、喜和さんが勤めていた心療内科って、鳴子巽のクリニックなのでは・・・と思いました。

愛珠を殺したのはバスの運転手、でも愛珠は死に至るまでの行動に謎を残します。

喜和さんを殺したのはストーカー、でもこのストーカーが誰かはわかっていません。

8巻では愛珠のことにも喜和さんのことにも触れられませんでした。

8巻で気になるのは、見分けられない双子の話ですね。一卵性双生児で顔はもちろん髪型も服装も一緒。この2人はわざと入れ替わる。双子の母親は亡くなってしまい、どちらがどちらかわからないから整君に見分けてほしいと依頼がきました。整君は本人達が自分が誰であるかわかっているのなら見分けなくてもいいんじゃないですか、と持論を言うも、依頼主である双子の叔父は見分けがつかないと困る！と激怒。整君は双子の家庭教師として家を出入りし双子を観察し、もしや3人で入れ替わっているんじゃないか、というところで話が終わってしまいました。続きが気になってしょうがありません。

自分でもこの双子の謎を解いてみようと思ったのですがお手上げです。唯一、ヒントっぽい庭の噴水（？）に浮かべられているアヒルのおもちゃの色から謎が解けるのではないかと考えてみましたが無理でした。一筋縄ではいきません。続きが気になる・・・！

この双子の話でも、星座のアクセサリーが出てくるんですよね。双子の母親が生前に身につけていた指輪のようです。

正座の指輪というか、5巻では蟹座のピアスだったので、指輪にこだわっているわけではないのかもしれません。個人的には1巻で登場した、妻子を事故で亡くし復讐のために妻子をひき殺したと思われる青年を殺した藪警部が着けていたネクタイピン、あれももしかしたら関係しているんじゃないのかな？と思いました。整君が、トパーズという蠍座の色ですね、と藪に声をかけていました。この時は「奥さんのプレゼントですか」と尋ねましたが、この問いかけに対して藪はウンともスンとも言っていないんですよ。

星座のアクセサリーをもらった辻や三船は、「使命」について話をしていました。おそらく、カウンセリングを受けている中で、カウンセラー鳴子巽から誘導されたのだと思いますが、その時に「使命」という言葉を使ったのでしょう。辻は殺人鬼でもあり元刑事に殺されてしまった父、羽喰玄斗のために殺人を犯します。三船は母校に爆弾を仕掛けます。星座のアクセサリーを身につけている人はいずれも何かしらの犯罪を行っていました。

妻子を亡くした藪がカウンセリングを受けて復讐こそが使命だとそそのかされてもおかしくないんじゃないかな、と思っていますがどうなんでしょう。

まだまだ連載は続きそうです。

ライカさんと整君の生い立ちは思ったより早く語られました。

ライカさんは、曰く妹である千夜子と同一人物というか、二重人格（解離性同一性障害）なんだろうなと予想していたので当たりました。6巻で、整君がリストカット痕を見た際に、「私じゃない、千夜子がやったんだ」と話していたので、千夜子は妹ではなくライカ自身だな、と思いました。

同一人物であることは当たったけれど、なぜ二重人格になってしまったかまでは考えていませんでした。なかなかのショッキングなエピソードでした。本来の人格である千夜子の方は、一瞬だけ登場しますがライカとまるで別人のようでしたね。生気がなくて、ライカ曰く歩けないと思い込んでいるとのことですが、着ている服もパジャマではなく浴衣っぽく見えたので衣類の着脱も自分ではできなくなっている可能性がありますね。車椅子を押していた人はどなたなのでしょうか。千夜子のことを「この子」と言ったので、血縁者でしょうね。

整君の過去もショックというか、権力のある男性を嫌っている節があったので父親に嫌なことをされていたのだと思っていましたが、父親というより父方の祖母に問題がある家庭のようでした。祖母が母親をいじめて、その結果実の母親に「感情が平坦になってしまって何も感じないの。あなたをかわいがってあげたいんだけど何も感じない」って言われるのは虐待を受ける以上の辛さがあるように感じました。絵を見る限り、この言葉をかけられた時の整君は凄く幼いです。幼い整君は自分の母親のことをどのように受け止めたのでしょうか。

整君の家庭も謎ですね。おそらく本拠地は東京なのでしょう。東京在住の天達先生・喜和さんと幼い頃に出会っていますし、1巻の内容からも高校生の時には東京にいたっぽいです。それでいて都内で一人暮らしをしています。4巻から小学生の時は広島にいたことがわかりました。7巻では一時期北のほうにいたと言っていました。整君の過去は8巻で少し明かされましたが、まだまだ謎が多いです。

この漫画で気になるのは我路君たちが追っている、愛珠の死の謎ですね。というか、犬堂家の家業が気になります。山奥にある大きなお屋敷は我路君と愛珠の実家でした。二人のいとこ、ハヤと乙矢は別の家に住んでいるようです。我路君は愛珠を殺したバスの運転手を殺害し、ハヤ、乙矢と共に海外に逃亡するもまた日本に戻ってきました。日本に戻ってからは船を使って移動しています。3人とも働きもしないで何やっているんだろう、と思います。6巻ではハヤが医者をやっていたことが少し語られましたが今もどこかに籍はあるのでしょうか？あと、愛珠の死の謎を追っている我路君を両親はどう思っているのでしょう。犬堂家だけ親の存在が謎なんですよね。あと、整君の行動を監視しているらしき叔母って誰・・・？整君が広島で活躍したことや雨の日に外出して土手から滑ったことを知っているようでした。どうやって監視しているのでしょう。その叔母だって、整君につきまとっているわけだからその間は仕事をしていないですよね。犬堂家、かなりの資産家っぽいけど本当に謎だらけ・・・。漫画のキャラクターとしてはかなりイカしていますが現実的ではありません。

あと、我路君って愛珠を愛していたと言っているけど、それって本当かなー？って思います。愛珠が行方不明になっていることを知ったのは主治医から通院していないという連絡が入ったからですよね。それで愛珠が一人暮らしをしていたアパートにいったらもぬけの殻になっていたんですよね。姉のことを想っているのならもっと頻繁に連絡を取っていてもいいと思います。自分が連絡していないから姉が行方知れずになるまでそのことに気づかなかったし、姉が精神的に参っていることにも気づかなかったんですよね。

愛珠のまるで遺書のような手紙を見た時に、「あの人はこんな泣き言をいうような人じゃない」と言っていたけど、愛珠は顔で笑って心で泣いてタイプだったんでしょう。この姉弟は意思疎通が図れていたとは思えません。

我路君と共に行動いているハヤと乙矢ですが、乙矢は付き合わされているだけのように思いますが、ハヤはどう思っているのでしょうね。愛珠と血の繋がりのある我路君と、生前の愛珠に長いこと慕われていたハヤとでは愛珠に対する想いが違うように思います。ハヤはハヤで何かしらの考えを持っていそうです。

この漫画は細々とした謎に対して整君が解決していくスタイルを取っていながら、まだ解決していない大きな謎が裏で糸を引いています。8巻収録の双子の謎が気になりますが、それ以上に3つの大きな謎が気になって気になってしょうがありません。とにかく今は9巻の発売を今か今かと待つしかできません。おそらく半年後に発売されると思うので、次に出るとしたら9月くらいでしょうか？待ちきれない！早くーーーーーーーーーーーー！！！

話をまとめることができませんでしたが頭の中を整理したかったので今私がこの漫画について思っていることを書きだしてみました。

以上。

『ミステリと言う勿れ』の話②