美人だった:2019-12-17
もう随分前のこと、通訳派遣の
依頼に応じて某病院の精神科を
訪ねた。患者の若い女性に会った
時、私は通訳は私、男性で良いの
か確認した。一応OKだった。その
病院の精神科の問診票は精緻を極
め、いろいろ心の内面を引き出す
ような工夫がなされている。それ
をこなし、医師との面談になった。
やり取りを通訳してても、精神病
の気配も無かった。先生も同じよ
うに思っていることがありありと
判る。そのうちに日本人男性と
結婚し子供を儲けた後離婚して
いることが判った。そして彼女は
先生に診断書が欲しいと言う。精
神病では無いと言う診断書だ。
私が、裁判に使うんですね親権の
確定のために。と聞くと彼女の顔
がぱーっと輝き、そうだと言う。
先生も得心して、書きますよとの
こと。そう、私英語もなんとか話
すけど、どっちかと言うとこう言
う法律問題の方が強い。なんでも
無い時に、ふっと彼女の美しい
顔を思い出す。そして親権争いに
勝って子供を引き取れたのかな。
そうであって欲しいなと思う。