鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
第112号  2013-07-20

軍事評論家の本日のメルマガに
興味深い記事が出ていた。

中露韓の北朝鮮包囲と言うタイ
トルです。

ロシアが極東、樺太周辺で陸海
空、3軍共同の軍事演習を行っ
ている(7/13~20)。参加人員16
万人、ソ連崩壊後、最大規模で
あり16日にはプーチン大統領
が直々に視察している。実はこ
れに先立ち、ロシア海軍は5日
から12日まで、中国海軍と初
めて日本海で合同演習を挙行し
た。つまり日本海周辺で2週間
以上にわたり異例の軍事演習が
繰り広げられている訳だ。作戦
目的は日本ではないかと疑う向
きもあろうが、真の目的は北朝
鮮である。ロシアも中国も北朝
鮮の同盟国だったのだが、突如、
対北朝鮮で団結したのには訳が
ある。

北朝鮮が核爆弾を保有している
のは間違いなく、弾道ミサイル
の開発に成功したことも間違い
ないが、では核爆弾を弾道ミサ
イルに搭載すれば核ミサイルが
出来上がるかといえば事はそん
なに簡単ではない。

北朝鮮が保有している核弾頭は
重量約1トン、今の北朝鮮のミ
サイル・エンジンでは重すぎて
とても米国までは届かない。日
本ぐらいまでは届きそうだが、
別の技術的問題がある。射程
1000km以上の中距離弾道ミサ
イルの場合、弾頭は一旦大気圏
外に出て、頂点を極めて再び大
気圏に入って目標地点に向けて
落下する。

弾頭は重力により加速されるか
ら、気圧により加速度的に加熱
され、摂氏数千度に達する。通
常の金属では熔解してしまうか
ら、特殊合金と断熱材の技術を
必要とする。これを再突入技術
というが、北朝鮮にはこの技術
がない。・・・ここまで引用。

ところが、今の北朝鮮の技術で
も、韓国とロシアには届くので
ある。そして我が国へも、通常
爆弾なら届くので厄介である。

㈱独立総合研究所の社長青山
繁晴氏は、ロシアの狙いとして
日本との対話を求めているサイ
ンと受け止めるべきだとの意見
を述べている。主としてLNG
の顧客としての日本を繋ぎ止め
たい。原発の停止している日本
は世界の最高価格でLNGを購
入してくれる眠れる豚になって
いる。早く脱したい。カタール
やブルネイより安い価格を提示
せよ。考えても良いぞ。