ボランティア通訳の採用          2010-09-27

私が所属する特定非営利法人は神奈川県内のいくつか
の病院に通訳を派遣しています。県内に住む外国人は
27万人を超えたと言われ、これは公式の数ですから、
実際にはその倍ほど居るのでしょうか。その中の多くの
人が日常の会話はなんとか出来ても、医師や看護師の
説明が理解しにくく、自分の症状を伝えることが出来ない
現状が有ります。

この団体には10言語で150人程の通訳が登録され、1日
に10件程の派遣が要請されてきます。ボランティアには
1回の派遣につき3000円が交通費相当分として病院から
支払われます。ですから通訳側から見れば、職業には
成り得ません。だからと言って通訳としての立場と力量は
いい加減で許されるものではありません。守秘義務と、か
なりの語学力と医学や医療制度についての知識も要求
されます。

こんな割の合わないボランティアですから、年年減って
行く可能性が大きいです。今日本は難民条約を批准した
関係でインドシナ3国からの難民が増えて来ています。と
ころが、カンボジア、ベトナム、ラオスの言葉で医療通訳
が出来る人(しかも安い値段で)を見つけるのは至難の
業です。その次に見つけるのが難しい言語は、タガログ、
タイと言う順番でしょうか。

派遣件数の多い言語はスペイン、中国、ポルトガル、
英語の順になります。通訳のなり手が多いのは、英語、
中国語、スペイン語です。やはり日本では英語を勉強
した人が多いことと、今までは、会社の仕事でアメリカに
派遣されてた家族が多かった(奥さんが帰国後通訳に
なる)からかも知れません。中国語は、中国人で日本語
が出来る人が多いです。

そんないろいろな事情を抱えながら、今年の採用(雇用
関係にありませんので厳密には採用ではない)が開始
されました。募集は締め切られて、書類選考が済み、
研修が始まったところです。