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慶應通信で実学を学ぶ

【第78期】2024年4月に文学部1類に入学しました。学びに終わりはありません。

慶應通信を卒業された方が他学部に再入学する。あるいは大学院に進学するというケースは多々あるようです。


私と揃って卒業した学友もこの春、私と同じ社会人大学院の門を叩きました。さりげなく内容を聞かれることがあったのでその良さをお伝えしておりました。しかしその素振りからまさか受験していたとは思っていませんでしたので、「合格しました」の知らせを聞いた時は正直驚きました。


そのほかにも慶應大学院や経営学系大学院に進まれた方々もいらっしゃいます。また私が修了した大学院から慶應通信に入学された友人もいます。彼らはいずれも長い社会人経験を積まれた方々で、探究心や向上心があふれています。


私が想像するに、そのような向学心に火がついたきっかけは卒業(修了)論文にあるような気がします。論文というものは書き上がったその端から反省と疑問が生まれ、モヤモヤしたものが全身を覆います。他の論文と読み比べて自分の到達点の未熟さを知るのです。


マラソンにもそれとよく似た感覚があります。

「止めたい」「棄権したい」と思いながらヘトヘトになってゴールしたのに、ゴールした瞬間、今度はもっと上手く走りたいという欲求が込み上げてきます。


年齢とともに体力と、気力は衰えていっているのですが、まだまだ自分に負けたくない。自分の選択は正しいと信じて、苦難の道を選択するのです。


もう私は還暦を超えてしまいましたが、新たな出発点に立てるという興奮に巡り合えることは幸せなことだと思います。





生涯の学びというものは、学問の「最先端」への好奇心だ。