レポートのコツここなりと(初学者向け) | 慶應通信で実学を学ぶ

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【第78期】2024年4月に文学部1類に入学しました。学びに終わりはありません。

レポートのコツここなりと、
気づいた価値は百万両

このフレーズ気に入ってます(笑)


あくまで私見ですが、レポートは、

「段取り八分、仕事二分」

つまり準備に時間をかけて全体の構成を考える。ネタを整理したらあとは一気に書き上げる。ということになります。

レポート課題はその学問領域の一部分を切り取って設定されているものがほとんどです。そこで、先ずは配布されている『テキスト科目履修要項』を読んで、その科目の学習の狙いをしっかり理解するところから始めます。履修要項にはその科目を履修する上でのポイントが記されているのでこれを無視すると自己満足型のレポートになりがちです。連続不合格はその辺りに原因があるかもしれません。参考文献が記載されているものはそれ以外はあまり手を出さずにその中から選ぶようにしています。

次に大切なのは評価項目の2番目「課題の趣旨を正しく理解する」ということ。不合格の場合、大概ここにチェックが入ります。法学部入学1年目は字数を4千字に近づけたくて論旨から外れたことをてんこ盛りしていました。読み返してみると散漫で何を言いたいのかさっぱり分からない内容でした。

そこでレポートは、序論、本論、結論の配分を決めて、序論と結論がシンプルにつながることを意識しました。
経済学部の課題は「◯◯について説明せよ」という形式が多いのでそのことはあまり意識せずに、求められていることについてテキストのどの範囲を当てはめればいいのかを探すことが主な作業でした。
しかし法学部の場合は「◯◯について論じよ」の形式が多いので先の三段論法は重要です。特に法律答案は書き方の作法というものがあってその形式に則って書かないと評価の対象にならず最初は苦労しました。この形式を理解するには司法試験答案集の解答例などが参考になりました。

慶友会ではなかなかレポートが書けなくて困っているという新入生の声を聴きますが、お勧めしているのは、結論がどこにあるのか分からなくてもとにかく最初の400字を書いてみよう、ということです。

仕上げてからその部分をバッサリ削除することもありますが、先ずは自分の考えをレールに乗せることが大事だと思います。

私は初対面の人となかなか会話のきっかけがつかめなくてモジモジしてしまいます。何から切り出せば好感が持たれるのかなとかいろいろ考えてしまって切り出せないのです。結局時間切れになってしまって距離が縮まらない。そんなことがよくあります。
でもシンプルに「どこから来たの?」で会話は一気に広がっていきます。レポートも同様です。レポートは課題との対話です。出題者との対話といってもいいかもしれません。質問されたことに忠実に、相手が理解しやすいように丁寧に返答していくことに注力すればさほど難しいことではありません。


序論「あなたから尋ねられたことについて私はこう思う」

結論「ほら、今の説明で私が伝えたいことが分かったでしょ」

この骨格が出来上がると「今の説明」を本論で展開していきます。配分は2:7:1、あるいは3:5:2辺りを目安に字数割りするのもいいかもしれません。

とにかく単位取得はレポートを提出することから始まるので、将来「卒論」を書くための練習だと思って、肩の力を抜いて机に向かうことが大切だと思います。

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