愛と慰めの聖域 | 慶應通信で実学を学ぶ

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【第78期】2024年4月に文学部1類に入学しました。学びに終わりはありません。

「私領域が公領域のなくてはならない、だが見えない半身として作り出された時、それは競争と効率のストレスの多い公領域からの避難所、愛と慰めの聖域として作り出された」

すなわち、「愛の共同体とされていた近代家族が、実は、抑圧的な空間である」ということを上野千鶴子は言う。

これを肯定すれば、「公領域は、私領域のストレスからの解放の場所」という反駁も成り立つのではないか。

ストレスとは無縁の私にはよくわからないが。

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