大阪都構想の住民投票が公示されました。
投票日は5月17日です。
大阪市の解体による財源の一本化、二重行政の解消の賛否が問われます。
「どうせ壊すなら明治以来続いた廃藩置県制をぶっ壊せ」という、政治嫌いでおもろい好きな大阪人がそれなりにいるかもしれませんが、そこまで大きな起爆剤にはならないのではないかなと。
成功するか失敗するかはやってみないとわかりません。ただ失敗したら取り返しがつかなくなります。
賛成派の「東京に負けない大阪をつくる」というキャッチコピーも反知性的だなあと感じます。
これほどの大きな問題を大阪市民だけで決めていいのかなと思います。
「はた迷惑や」と思っている関西人が大勢いるのではないでしょうか。
成功の鍵は「維新」に対する全国からの支持と期待の大きさだと思いますが、周囲の冷め具合が私はとても気になります。
住民投票は拘束力がないと思われがちですが、構想の中身はもちろんのこと、今回の住民投票で都構想が実現してしまうことを知らない市民が29%もいるらしいです。
大阪市内に住む息子に「推進派と慎重派の新聞を幾つか読んでよう考えとき」とメールしました。
新聞のコラムにありました。
「低きに流れ続ける投票率の川。民主主義の山麓、春のかげろうのごとく」
民主主義の質が問われます。