「アメーバ赤痢症」という感染症にかかってしまいました…

 

日本で罹ることはまずないらしいですが、

途上国ではぜんぜん普通の感染症なので、

もし途上国に行かれる際にお役に立てばと、

体験をシェアしたく思います。

 

 

発症したのは日曜の朝。

起き抜けに下痢と腹痛、朝食後に腹痛が激化し、

その後午前中いっぱいかけて朝食をほぼリバース。

午後には発熱38.0度。

腹痛はほぼ下腹部に集中し、のたうち回るような激痛が

数分間続き、それが1時間に何回か襲ってくる。

が、その日は手持ちの座薬の鎮痛剤で腹痛だけは抑えられ

そうだったので、そのまま様子を見る。

 

月曜日。

とうとうこらえられなくなり、病院に行くと、

「Amebiasis」

という診断名をいただく。

この際行った検査は、血液検査、検便、超音波エコーによる

画像診断でした。

Metronidazor メトロニダゾールという薬を処方され、

他に補助的なお薬も処方される。

 

Amebiasis Metronidazorとアルファベットで並べられても

よくわからなかったので、かえってネットで調べてみたら、

「アメーバ赤痢症」

というものだったことを知る。

主に参考にしたのは、

感染症情報センター

日本性感染症学会

2つのサイト。

 

日本では症例はほとんど見られないみたいですね。

ざっくり書くと、アメーバ原虫が食物などを介して体内に入り込み、

腸内で活動開始し、腸炎を引き起こす、症状は通常、下腹部の腹痛、

下痢、嘔吐だが、肝膿瘍を併発していると発熱、上腹部痛も

見られる、とある。

 

熱があるから肝膿瘍までいってしまったらしい…

 

上記サイトと照らし合わせると、処方された薬は的確でした。

医師は、メトロニダゾールを8時間ごとに1錠ずつ服用し、

それから水をたくさん飲むこと、食事は柔らかいもので、スープを

中心に、とアドバイスくださった。

 

さっそく夕方4時に1回目の服用をする。

するも、1時間も経たないうちに吐き気に襲われ、嘔吐。

ああ、もったいない…

水…大量に、どころか、吐き気がひどくてコップ半分すら飲めない。

とにかく、吐き気がひどく、さらに、メトロニダゾール自体に

嘔気の副作用があるので、どうにもならない。

 

ともかく2回目の服用、夜12時を待つ。

今度は吐かないように、水分は摂らずにおく。

手持ちの睡眠導入剤も服用し、ともかく強制睡眠で嘔吐を逃れる。

 

つづく