義母が老人ホームに入る時、私の夫は海外に住んでいた。
そんなこともあり、義母が亡くなるまでの支払いの一切を義弟に任せていた。
義母の死後、相続税のことで資産を洗い出していると義弟夫婦が義母のお金を使い込んでいたことが発覚した。
夫が海外にいる間、義母が繰り広げる困難を義弟夫婦と一緒に乗り越え、義弟夫婦とは同志のような関係だと思っていた。
夫がお金の動きがおかしいかも、と言っても、そんなことないでしょうと私は最後まで2人を信じていた。
事実を知り、呆気にとられ、残念だし、くだらない人たちだと思ったし。
何処にぶつけたらいいのか わからない怒り。
信頼していた人たちからの裏切り。
全ての気力を吸い取られ、夜も眠れないし、一日中残念な出来事のことを思っていた。
借家から義母の住まなくなった実家に引っ越してきて、公共料金などそのまま義母の口座から引き落としていた。
この辺はまだかわいい。
500万600万なんかじゃとても買えない大きな車を買っていた。
でも私達と会う時は必ず軽自動車で現れた。
こうやって私達を騙していたのが許せない。
ちゃんと全てを話してくれれば大金であろうとも、そうか、と、許すつもりでいたよ。
これだけじゃないんだ、もっとある。
呆れる。
お父さんが働いて貯めたお金なんだよ。
手元に自由に動かせるお金があると、こんなことをしてしまう人たちなんだね。
借金したが返済できません、助けてください、なんて来られたって困る。
お断わりだ。
これから歳を取り、入院だの手術だの施設だの、保証人になってくれ、なんて、とんでもない話だ。
支払い請求がこちらにきてしまう。
私の兄の死後、兄の家族は私の家族を拒否。
もう、兄の家族とは付き合えない。
せめて義弟夫婦たちとは少ない親戚として仲良くしていきたいと願っていた。
でももう、夫も私も
彼らを信用できない、無理だ
どうしてみんな誠実に
生きていけないんだろう?
思いもよらない出来事だった。
ウチの子供たちには おじさん も おばさん も いとこ もいなくなってしまった。
救いは子供たちが皆、兄、義弟それぞれの家族が何をしたのかをよく理解してくれていることです。
信用できなかったり、心を開いてくれないような人はむしろ親戚にいらない。
追記:実父母はまだ存命なので兄の家族との相続の問題はまだ残っています。
対策として父に公正証書遺言を作ってもらいました。