伯父は老人ホームから入院となり2~3ヶ月でそのまま亡くなった。
死因はコロナ感染ではなかったが、コロナの規制が最も厳しい時期であったため、誰とも面会できなかった。
伯父の子供たちは田舎を離れて暮らしており、病院に行っても面会できないからと、誰も会いに行かなかったらしい。
賑やかなことが大好きな楽しい伯父だった。
頭ははっきりしていた伯父は、話がしたくて電話をかけてくるが、酸素マスクをしているので言葉がモゴモゴし、
何を言っているのか分からないことを理由に子供たちは電話を切っていたという。
あまりに心が痛み、病院宛てに伯父に手紙を出した。
もし、伯父が私の手紙を何度も読み返し、外と繋がっていることを感じてくれたなら、という思いだった。
子供たちは父親が寂しがっているだろうことを感じなかったのだろうか、と疑問に思う。
あんなに優しい人とどうして電話一つ付き合ってあげられないのか。
電話をして声を聞かせてあげたり、ビデオ通話でもしてあげられたら伯父はどんなに嬉しかったことだろう。
1人でひっそりと亡くなっていくなんて、、、、
家族の関わり方次第でヒトの最期は大きく左右されるんだなと感じた。
また、病院は家族にタブレット面会を進めてあげるべきと強く感じた。
自分がコロナではないのに、面会も出来なくなるなんて、人道的とは思えない。
治療とは心も大切にすることだと思う。
老人ホームも同様だとも思った。