母の面会に行くと、いつも座っている場所にいない。
ひろ～い 食堂 兼 ホール の一番奥から手を引かれてやって来た。
父と私、2人の姿を見つけると満面の笑み。
嬉しいんだね、よかった、、、
< ケアマネージャーさんに最近の様子を聞いた >
精神科のお薬は増やしたりする必要はないですか？
大丈夫ですよ、増やしたら動きも緩慢になるし、ボヤっとしてしまうから できるだけ増やしたくないですし。
ひゃ～、満点回答！
義母もこんな対応をしてくれる施設だったら人生最後の時間をもっと楽しめただろうに、、、
お席は最近変えたんです。
認知症の方は昼夜逆転してしまったりするので、なるべく日中はお日様に当たるようにして、体内時計を整えてあげたいと考えていたんです。
それで窓寄りのお席がいいと、医師も私達も前から思っていたのですが、景色がいいので、お元気な方々があの辺りよく座られていたんですね。
でも、最近日射しが強くなり、ロールスクリーンを皆さん下げられるので、ますます刺激がなくなってしまって。
それならお元気な方々と認知症の方々とお席を交換しましょう、ということになり、やっと思っていた通りのお席になれたんです。
あの辺りはすぐに広いテラスにも出られるし、見渡す限りの木々に、たくさんの小鳥たちが見えるので、外を見ているだけでも刺激になると思うんです。
最近お母様は日中眠られることもなくなってきて、夜しっかり眠れるようになってきているんですよ。
こんなに大切にしていただける施設に
入れてあげられてよかったと思った。
こんな風に思うたび、義母のことを思いだす。
義母のいた施設もすごくよかった。
2年ほど寝たきりで寝返りも打てないのに褥瘡一つできなかった。
でも何かが違うんだよね、、、