認知症の場合、症状が進むと本人は全てがわからなくなり、
家族はどんどん大変になってくる。
救ってほしいのは本人というより家族だと思う。
家族に薬が欲しいという意味ではない。
患者を落ち着かせて家族を大変さから解放させること。
義母、実母、2人の暴力化は薬なしではどうにもならなかった、と、後になって思う。
義母は精神病院に入院するほどひどかった。
実母もショートステイ先での暴力がひどく、追い出された。
その二人が薬で大人しくなった
こう聞くと残酷な話のようだが、大人しくなって本人も興奮したエネルギーで体中をこわばらせることもなくなり、ラクになる。
家族は心を落ち着けて生活ができるようになる。
残念ながら本人は暴力しているそばから記憶がない。
このレベルになると、保護するのは患者ではなく、家族なんだと感じている。
義母のたくさんのトラブルで、義弟夫婦は離婚の危機に陥った。
思春期にある子供たちの精神状態も乱れてしまった。両親が親の介護でおかしくなっていたからだ。
実母の介護の不安から私は過呼吸になってしまった。
介護で体を壊し、入院 とか ひどい場合は亡くなってしまうこともある。
認知症が悪化してきたら、
介護者のことを第一に考えるように変化していっていいんじゃないかな。