老人ホームに入れてから2~3ヶ月は母は不安定なところがあった。
家であれだけひどかったから、なんでもなく過ごせる筈はなかった。
夜、部屋にいる時、介護士さんにちょっと暴力的なことをすることもあるという。
ほんとはちょっとじゃないんだろうねー
介護士さんたちはストレートな表現はしない。
先方で仰るくらいだから相当なことなんだろうなぁ。
ちょっと叩くぐらいは日常茶飯事だと思うし。
夜の睡眠状態も安定していなかった。
そんなこともあり、入所して3ヶ月間ぐらいは今までお世話になっていた精神科に
私が行き、看護師からの書簡をもとに処方箋をいただいてきていた。2週間毎に。
めんどくさいなー
正直な気持ち。
母が安定してきて、
精神科の薬も訪問診療にくる内科医からの処方でOKとなった。
母の状態により、
投薬量を増減して構わない、という幅のある処方にしてくれた。
つまり、母の状態により施設の看護師が薬を増減してくれる。
これで母の為の通院がなくなった
義母のいた施設では精神科の医師が訪問診療に月に一度来ていた。
施設は次回訪問診療までのひと月の間、同じ量をキッチリ投薬し続けた。
義母が暴れようが何しようが、とにかく同じ薬を飲ませ続けた。
体内に薬が蓄積し、悪い方向に加担して働いていたかもしれないのに。
このことが義母を更に凶暴化させていったのかもしれないと思っている。
逆に、落ち着かせる方向に向かわせているときは、飲ませ続け、蓄積の結果、
寝たきりにさせてしまったんだと思っている。
薬が抜けたと実感した出来事のブログを読んでいただければと思います!
2024.02.05公開 65.薬が抜けて元気に、でももう手遅れ 2023.05.14㈰
この過去の経験を思うと、
母のいる施設での精神科の薬に対する慎重な態度は
正しいと思っている。
はじめの3ヶ月間はめんどくさくて
イヤだったんだけどさ。
今思うと、キッチリ調整してもらって
良かったと感謝している。
今、母は暴れもしないし、
寝たきりにもなっていない。
いいバランスの中で投薬が続いている。
認知症を患っている親御さんの施設選びで
精神薬の考え方はどうであるか
というのもとても大事なポイントだと思う。