母はきれいに整ったその部屋をとても気に入り喜んでくれた。
もう二度と家には帰らないんだね。。。
もう2人では住めないんだね。
でも本人はそんなことわかっていない、もう何もわからない。
母に大事なマグカップを割られてから私は母が嫌い。
見るのもイヤなほど。
でもやっぱり母の子なんです・・・
お世話をしてあげないと父も母も何もできない。
だからできる限りのことはしてあげている。
でも本当は、私の腹の中はいつも煮えくり返っている!
許せない、って。
母から蹴られても殴られてもモノを壊されても、
父はいつもと同じように母と接していた。
時々、馬鹿野郎!って思ったときは、母から離れて自分を鎮める父。
私に愚痴を言ってガス抜きしていました。
台所に立ったことのない父は三度の食事を作る。
買い物に行き、掃除、洗濯、トイレのお世話。
母を老人ホームなんかには入れないよ、という思いで
母の為に頑張った。
それなのに、母は父に オンナがいる、といい、暴力をふるう。
こんな家、出てやる! と言う。
最悪!
この恩知らずが!
老人ホームに入ると ” 帰りたい病 ” になるお年寄りはけっこういるようだ。
義母もそうだった。(激しい実例を体験済み )
父も私もそれを心配していた。
そ・れ・な・の・に
母は父と一緒にいるのが嫌だったから、施設でバイバイって感じで別れた。
馬っ鹿か‼
それでも父は母のことを大事に思っている
神様なのか、仏様なのか、、、、
2人で築いてきた時間がそうさせるんだね
私の知らない2人だけの
過去の時間があるからなんだね
母を施設に置いてきて
寂しいのは母でなく 父だった