そんなこんなで私の中で候補にあった有料老人ホーム見学に父を連れていく。
( 2024.03.29 公開 の ” 明るい感じの有料老人ホーム ” )
ちょうど空き部屋が出たところだという。
父も気に入ってくれた。
資金計画を立てる。
なんとかやっていけそうだ。
入居希望を出した。
本人面談のため家に施設の方が来るという
正直なところ この施設に入れないかもしれない、と思っていた。
母の状態が悪すぎる。
介護度が高すぎるとこからの入所は難しい。
母は要介護2だが、この時の母は義母の経験から要介護3~4ぐらいにみえた。
介護度が低い状態で入所し、だんだんに介護度が高くなっていく分には
その人のことを施設でわかっているので対応できる。
この状態の母はどうであろうか、、、
自分では起き上がれないし、
返事も ろくにできなくなっているから
引き受けてくれない可能性もあるよ
父には伝えておいた。
こんなことになって初めて父は
自分の頑張りすぎはいけなかったと感じた
母は精神科の薬を飲んでいる。
はじめ、鬱で、気持ちを明るく活発にする薬を飲み始めた。
だんだん明るくなりいい状態になっていたが、そのまま服用を続けていると
活発が行き過ぎて、暴力するほどになってしまった。
今度は落ち着かせるような薬、つまり、筋弛緩剤に変更。
怒りを感じた時って拳を握ったりして力が入るでしょ。
その力が入らないようにするのが筋弛緩剤。
だから筋弛緩剤が効きすぎると、だら~んとなっていき、
更に効きすぎるとよだれを垂らして座っていられないほどになり、
寝たきりのようになってしまう。
時々スイッチが入り、暴力的になりそうな時は頓服で薬を使うこともあった。
薬の微調整を精神科医と細かく相談し
ぼーっとなり過ぎないように
また、攻撃的にならないように
ちょうど中間でいられるように
コントロールしていた。
薬は体に蓄積していくので
よだれを垂らして椅子にも座れないほどになっていたのが
服用量を減らすと 嘘のように 元気に歩けるまで戻る。
元気になりすぎると少し増やす。
このように薬の増減コントロールをしていた。
それが
いきなり寝たきりのようになってしまった。
薬の蓄積では と 疑って医師に相談。
本人面談までに
なんとか母から薬を抜いて(投薬量を減らす)起きられるくらいにしたい。
一週間ほどでやっと立てるくらいまでになってくれた。(もちろん介助で支えて)
薬が蓄積することを知らず
そのままにしていたら
今ごろ母は寝たきりになっていたと思うと
恐ろしい‼
面談後、数日間はドキドキでした。
受け入れていただける連絡を受けて
思わずガッツポーズ
ひえー、よかったー、
これでいろいろなことから解放される!
自分の時間が持てる!