父は 遺言は書いてあるよ、とずいぶん前から言っていた。
へー、そうなんだ。
じゃ、心配ないね。
そうお気楽に思っていた
と・こ・ろ・が・・・
親が高齢になり、母は認知症になり、全てを頼ろうとしていた兄は亡くなり.....
母の病院のこと !
老人ホームのこと !
家の財産管理のこと !
遺産相続のこと ! 遺言書!
考えるべきことが一気に湧いてきた。
自分でも調べ、今後の計画を立てている
父から資産状況を聞いたりしているとき、その、遺言なるもの を
見せてくれた。
全ての財産を Minami の母に譲る
と、書いてあった。
え、" Minami の母 " は認知症だよん。
あと、それってメモでしょ。
遺言じゃなくて遺書だよん。
遺書と遺言書は全くの別物なんですよ~
字ヅラは殆ど同じなのにねー
遺書には法的効力がないが
遺言書には法的効力がある
突っ込みどころ満載!
う、このままじゃ マズイ!
正しい遺言書を作ってもらわないと!
見せてもらって良かった。。。
もちろんその場では父に何も言っていない。
司法書士の先生に現状を話して、遺言書の内容をどうするのが最も良いと思うか
意見を聞きたかった。
父の考えも深く聞きたいとも思った。
今後どんなことにお金が必要になってくるのかも考えに入れたい。
遺言書の書式があることも知らないようだし。
いつか遺言書についてじっくり話をしようと思った。
やるべきことの順番をよく考えて課題を片付けていこう。
資産状況の冊子にしろ、この遺言にしろ、父は大真面目に取り組んでいる。
やり方がわかっていないだけ。
父なりに先のことを考えて頑張ってくれている。
一緒に前向きに取り組んでくれる父でよかった。
父が認知症でなくて良かった。
遺言書には決められた書式がある。
書式に当てはまらないものは
遺言書とはみなされず
無効になる。