お天気のいい日、ビーグルちゃんのお散歩でよく見かける光景がある。
居室の窓が開けられ、掛布団が幾つか干されている老人ホーム。
ここの入居者さんはお日様の
いい匂いのお布団で寝られるんだな～ 
毎年春には向かいにある見事な枝垂れ桜が目を楽しませてくれる。
入居者さんたちがお花を植えている姿を何度も見たこともある。
スタッフさん達の動きが活発な感じがする。
いつ見ても、気持ちのいい老人ホームだなと思っていた。
日頃の姿を見ているから
以前から興味のあるところだった。
調べるとグループホームだった !! 
駅から近いのに目の前が緑道で、とても静かな上にキレイな住宅街にある。
陽当たりが抜群。
四方に遮るものがない。
健康的に過ごせそうなところ。
こんな立地のところは なかなかないんじゃないかな。
９人１グループで３グループが入居している。
３階建てだけど、坂にあり、グループホームは２階と３階部分。
坂を下りたほうの１階部分はデイサービスで別会社が使っている。
見学に行ったが中から見ることはできなかった（コロナ用心のため）
施設には外回廊がついているのでそこから中を見せていただいた。
塀の内側には家庭菜園があり、ここも入居者さんが手入れしているという。
これらは食材になるそうだ。 
自分たちで育てたお野菜の味は格別なんだろうなー。
ホールはかなり広く、キッチンにいるスタッフさんたちが楽しそうだった。
ホールに入居者さんが何人もいたが、キッチンから見渡せるので
スタッフさん達の目が行き届いているように感じた。
勿論このホールから例の立派な枝垂れ桜は目の前に見える。
各部屋にトイレはなく、２～３人で一つを利用する。
テレビは点いていたと思うが、大音量ではなかった。
スタッフさんと入居者さんが話をしている印象の方が強く残っている。
大音量のテレビが点きっぱなしの施設も多い。
うるさいなー、 一日中こうなのかしら？ 
って思う。
テレビがお守りをしている感じ。
そういう施設には入れたくない。 
各部屋の中も外回廊から見えるのだが、狭すぎることはないと思った。
お風呂までは見られなかったが、日常、窓を開けて空気を入れ替えたり、
布団を干している様子を知っているので、まあいいのかな、と思った。
コロナ前までは近所の高校生たちや町内会との交流がけっこうあった。
開かれた老人ホームという感じ。
職員は長く勤務している人が多いとのこと。
それと、、、
とっても大事なこと。
費用のこと。 
入居にあたっての初期費用はゼロ！ ゼロ！
(グループホームなのでここまでは普通のことなんだけど）
毎月、食費も何もかもいれて、皆さんだいたい９万円！
90,000円！ 
きゅ、きゅ、
きゅうまんえんですかぁ？
こんなに健康的で、ウチから歩いてすぐで 安い！ 
omg!
ずっといいところだと思っていたところがそんなに安く入れるなんて～! 
親の年金の範囲内で払っていけそうだ。
ここに母を入れた場合の一番の心配事は
帰る！と言って脱走し、母が我が家に来てしまうのではないかということ。
（緑道一本で安全に来れてしまう）
母がこの辺りの景色を多分覚えているだろうから、、、
施設長は、
そんなことありませんよ、ちゃんと見ていますから。
とは言ってたけれど。
本当は ワンちゃんがいる所 に入れてあげたいんだけどなー。
近いところにそういう施設は見当たらない。。。
近くないと最終的に自分の負荷が増えるだけ。
犬のことよりも ウチから近いところ という条件が優先だ。
義母は既に施設に入っているけれど、近くに住む義弟夫婦が義母の用事で
施設に出向くことはけっこうある。
服をもってきてください、
予防接種です、
病院に連れていってください、などなど。
施設に入れたからといっても、入れっぱなしというわけにはいかない。
やはり家族なら面会にも行ってあげなくてはならない。
長い目でみて、近い、ということはやっぱり大事。
結局グループホームでは
ここを第一候補とすることに決めた。
グループホームが母に合わないことも考えて
グループホームではない老人ホームについても準備を進めていく。
グループホームをここに決めた理由
施設の立地環境が抜群にいい。
施設長が福祉とは無縁の大手企業出身で、考え方が先進的。
新しいことをするのに躊躇がない。
スタッフさん達が楽しそうでよく働いている感じがする。
施設の日常を見て知っている。
安い。
近い。
（コロナなどで館内での面会が出来なくなっても緑道から手を振れるかも！）