母の将来に備えて老人ホームの見学を進めておかなくては、と思った。
長くお世話になる所だから、納得のいく施設に入れてあげたい。
私の場合、義母が施設に入ったり、認知症で暴力的になったりと
既にひと通り経験していたのが大いに助けになった。
施設に入れたからといってそれで収まるとは限らないこともわかった。
本人が施設を嫌がったら施設を変更することもありうるので候補は2つ必要と
思っていた。
施設に入れた後も家族は施設に行くので私の家から近いところがいい。
できれば実家からも近ければ父も面会に行きやすいだろう。
漠然とそんなことを考えてとりあえずひとつ目、見学に行ったのが
知り合いのお義母様がお世話になったという老人ホーム。
デイサービスが合っていないかも、と言ってくれた施設長(女性)のいる施設だ。
知り合いのお義母様は殺してやる連発の激しい認知症。
施設を追い出されて精神科の病院のご紹介で入られた施設。
そこでお義母様は落ち着かれ、看取りまで過ごされた。
そこでは施設長がお義母様の手を繋いでいつも付き添って過ごしている様子を
目にしたという。
殺してやる発言はなくなったそうだ。
わからなくなっていく自分に不安があったのかもしれない。
独り暮らしで頑張っていた方で。
手を繋いで人と触れ合って安心できたのだと思う。
また、そこでは高齢者施設を無料で紹介してくれる看護師さんもご紹介いただいた。
(その後、この看護師さんから色々なタイプの施設をご提案いただいた。)
こうしてデイサービス探しと共に老人ホーム探しもスタートした。