10月15日㈭

 10時から精神科医と面談。

 施設の駐車場で車を降りて、施設に電話して義母の居場所を確認してもらって

 義母に出会わないように用心しながら施設に入る。キョロキョロ OK

 

             玄関に来て唖然としました。ハッ

           むかっ               ピリピリ

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        ガラスの向こうにあるのは全て義母の荷物です びっくり 雷

 

     テレビから拡大器、衣服など、何回運べばいいの?と思うほどの荷物の山。

     老人ホームは二重の玄関になっていて一重と二重の扉の間に積まれていました。

 

                                              完全に異常です 汗うさぎ

 

  ここにきてまだ一か月も経っていないのに義母はすっかり別人になってしまった。

        でもこれは決して施設が悪いのではないのです。

             認知症がこうさせるのです。チーン

              私たちは半分ノイローゼ。

  それでもなんとか施設に馴染んでもらいたいとみんなで心を尽くしているのです。

 

             義母は まさにこの場所で

 

                帰してハッ     帰る---ピリピリ 

 

     地獄ホームだ ドクロ 気づき 拘束ホームだ ドクロ ピリピリ 

 

                     死にた-----い ドクロハッ

 

      そう騒ぎ立てるのです。

        

       この横に事務所があり、白杖を持った手を振り回すので

           事務所内が大変なことになるそうです。

          事務所内で暴れることは既に何度もあるらしい。

 

            施設のナースもお手上げに近い。

 

                                                ホーム長 曰く、

 

            ご本人はおかしくなっていることも うすうす感じるものがあり

                                         苦しんでおられるのでは?

 

                               というソフトな言い方をしてくださるが、

                                             翻訳すれば

 

                          精神疾患のお薬でおとなしくしてあげて欲しい

                (本人のために)

                                       ということなのだと思いました。      

 

    この日、精神科医が診察しようと試みたのですが

    本人の興奮がひどすぎて医師も手がつけられず。

    生年月日など聞いてもテストに一切応じなかったとのこと。

    診察不可能だったと言っていました。

    結果、抗うつ薬を減らし、統合失調症の薬を追加して落ち着かせる

    方向にもっていきましょう、ということになりました。

    この時初めて認知症という診断が出されたのです。

 

     むかつき 衝撃的な一日でした あせる           

   

        この日 何人のスタッフさんたちからお話を聞かされたか、、、、

  ずらーっとテーブルの向こう側に看護師さんやらケアマネさんやらがいて、

    ひと通り話が終わると次のスタッフさんたちがずらーっときて、、、

 

           真顔  どうしたもんだか、、、、

    

  あとでわかったことですがー

    薬で興奮を抑えることで本人は本当に楽になるのでした。

    興奮している状態とは一日中体に力が入っている状態なのです。

    息づかいも荒く、震えるほど興奮して暴れるのです。

    薬をいい塩梅で使えれば体の力も抜けて、というより

    力が入らないようになるのでふわっとしたままでいられる。

    認知症になると自分で精神のコントロールが難しくなるようです。

 

   いろいろな方々から精神科の薬の話は出たのですが、私達が

   そのアドバイスにすぐに従えなかったのには原因があります。

   親戚に医師の叔父がいて 精神科は薬漬けにするから可哀想だからやめて、

   と電話で言うのでした。

   心配してくれるのは有難いことなのですが今思えば無視するべきことでした。

   医師だし身内だし、と叔父の言葉を重く受け止めていました。

   でも叔父は手のつけられない状態の義母を目の前で見てはいないのです。

   のちのち話をしてみたら叔父は認知症患者のことはそれほど詳しくなく、

   認知症患者の暴力の様子もあまりわかっていないようでした。

   義母のすぐそばでみてくれている人たちが何よりわかっていたのでした。