『一石を投じる』
自宅で開いております、音楽教室の発表会でした。
うちの名称は、実は音楽教室ではなく、『音楽室』としております。
教えるという字を取りました。
シンプルに、音の部屋としたかったのです。
わかりやすく説明するために、最初は音楽教室という言葉を借りる事があります。
さて!
今年も富士宮の朝霧にあります、
#ミューズアサギリ さんにお世話になりました。
今年の出演者は12名
うちに在籍していても、発表会に出ない子もいます。まず考えて自己決定をする事を大事にしているので、出ない決断も尊重しております。出演する事が全てじゃない。違う道もあります。
子どもたちはそれはもう十人十色でした。
・1年前から少しずつ練習していた曲を弾く子、
・2週間前に弾く曲が増えた子、
・家族が大好きな曲を弾くので、内緒で練習して、当日曲名を伝えてビックリさせた子、
・1人で3曲弾いた子、
・鉄琴も演奏した子、
・お辞儀が嫌で、しないと決めた子。だけどお辞儀をする意味も理解し、お客さんにも感謝がある子
・迫力満点の音を出す子、
・かなりの難曲に挑戦し、本当にたくさん練習して頑張った子
・直球な音ばかりだったのに、優しかったり、暗かったり、小さな音、繊細な音が出るようになった子、
・本当はもっと色々な曲が弾けるのに、あえて易しい曲に決めた子
・忙しい中、リハーサルだけご出演して下さった方も。
とまぁ、カラフルです。
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今回の発表会で、私自身はどんな役割があるか考えました。
私が出来る事、私がやりたい事、今伝えたい事、そして子どもたちに新たな余白が生まれるような、気づきのプレゼントは出来ないものか。
無い脳みそフル回転させ、私はわざと間違える事にしました。
本番中、大々的に間違え、弾き直し、どう弾くか忘れちゃって、楽譜を取りに戻り、また途中から弾く。
そんなコントのような計画をしました。
(音楽や作曲家を大事に思っておりますが、今回だけは、やってみたかったの)
なぜって、、、
間違えないように練習するのって大事だね。
そのために一生懸命練習するのも大事だね。
だけど、間違えないために音楽をしているんじゃないよ。
失敗しない事がゴールなの?
失敗しないために生きているの?
練習の時でも、ピアノを弾いていて、息をしてないのかな?と心配するぐらい緊張して、間違えないように集中する子もいます。
その子の頑張りは本当にすごいなぁって思います。
ただね、、、もう少しシンプルに、音楽を楽しんで欲しいなぁとも思います。
誰しも生きてたら幸せになりたい。
失敗しない事よりも、もっと大事なことって何だろう?
「出来る」って嬉しい。だけどそれが全てじゃない。その出来た一部分以外の「出来ない」は、ダメなの??
自分はどんな人間なのかな?
ここが苦手で、これは好き!
こういう時はこんな方法だと良いかも、、、そんな風に自分を知る機会は必要。
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正解のない、自由な発言のしにくさを感じていませんか?
皆んなと同じは安心と同時に窮屈さを感じている子もいるよ。
人との違いを認められず、ちょっと攻撃的になる事があるんじゃないかな?
ただただ、異なっていると伝える事って難しい時もあるよね。
私のSNSを見ている生徒の保護者さんはいらっしゃるかもだけど、生徒ご本人は見てないと思うので、ふふふ、種明かし。
子どもたちが、
しょうこちゃん、間違えたねー!
ってクスクス笑ってたら成功です。
あなたの心にどんなメッセージが届いたかな。
失敗しても良いんだよ。
間違えない事ばかりにとらわれないでね。
幸せになってね。
この計画が実行出来る雰囲気なのも感謝。
ホールじゃなくて、あたたかい温もりのある、人との距離を近くに感じられるサロンだからこそやってみようと思えました。
10年後必要な能力を見据えて、音楽というツールを使って幸せに。
音楽は手段であり、ゴールではない。
素敵なポスターは、生徒さんが描いてくれました。
ありがとう
集合写真は子ども&写りたい大人 笑
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