2018年6月5日(火)。明日、2018年6月6日(水)が、先日「要精密検査」を受けた膵臓を詳しく観てもらう日だ。
もし膵臓癌だったら、サブタイトルとして「--ある膵臓癌患者の手記」とでも入れようか。「手記」だとあまりにも懐疑的かな。「日記」くらいにしておこうか。
でも、書いている本人の心境を表現するものの一つだから、「手記」としておいたほうがよい。
とくに、だれに読んでもらいたいとか、まったく思っていなくて、勝手に書いている文章だから。まぁ、「日記」と言われればそうかな。
母親がショートステイに行っている今週末は、フリーである。その貴重な2日間を、気持ち良く過ごせるか、または……。それがかかっている明日の検査である。
兄(膵臓癌+肺癌→インフル→肺炎→死去)が亡くなる前日の夜、昼間の兄の付き添いから帰ってきて、また明日に備えようと一杯やろうと杯を持とうと触れたところ、その杯が“パカッ”と割れた。次の朝、兄は亡くなった。
虫の知らせだとしか思えなかった。何の力も加えていないのに、ちょっと触れただけで“パカッ”。
2年ほど前に帰郷してからは、いろいろと大変だった。度重なる法事、地域の付き合い、何もしなくても出て行くお金。固定資産税、自動車税、車検、その他もろもろ。
もう、お金が追っつかないので、復活したタバコはやめたし、今度は酒もやめなければいけないかな……などと。
そんなことを考えながら台所の整理をしていたある日、何気にサントリーリザーブ未開封が、戸棚から出てきた。兄が入れておいたものに違いない。「好きな酒くらい飲んでおけよ」という兄のメッセージに見えた。
それからというもの、また飲み吸いが復活してしまった。
今回の人間ドックの結果はどうだろう? 兄からの、そろそろ来てくれよーというメッセージなのか、あまり飲み過ぎるなよという警告なのか。
昨日(2018年6月4日)にもらってきた母親の「特別養護老人ホーム 入所申込書」の記入は終えた。だが、母親をそのような施設に入れるのは、かわいそう過ぎる。キツいが、もう少し頑張ってみるという道もある。できるだけ長く、母親とは我が家で一緒に過ごしたい。
そんな想いから、提出は明日の結果を待つことにした。
良い週末が迎えられればいいのだが……。