2018年5月23日(水)午前11時ころ。人間ドックの結果報告書が届く。

 

【要精密検査】

「超音波検査で膵臓に異常所見を認めましたので、消化器内科での精密検査が必要です」

 

【腹部エコー所見】

膵膿疱性腫瘤

主膵管拡張

 

【血液検査】

アミラーゼは正常値、腫瘍マーカー(CEA、CA19-9)は正常値、血糖値は正常値、γ-GTPが高値で163(正常値=50以下)だった。

 

 

 

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当日、結果報告書が届くまで普通に仕事をしていたのだが、結果報告書を見るやいなや、仕事どころではなくなった。

 

とにかく、「膵膿疱性腫瘤」「主膵管拡張」で検索し、ネットを調べまくった。調べれば調べるほど、悪い情報ばかりで、正直、恐怖した。

 

いちばん多く引っかかったのが、IPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍)というものだった。

 

報告書には、膵膿疱性「腫瘤」とあり、「腫瘍」とは明記してない。

 

「腫瘤」とは単なる膨らみ、こぶのようなもので、腹部エコーでは「腫瘍」とまでは断定できないからこのような表現になっていると思われる。

 

「主膵管拡張」とは、何らかの原因で主膵管がせき止められ、拡張したものだ。その原因は、「膵膿疱性腫瘤」が当てはまる。

 

すると、IPMNを罹患している可能性が極めて高いのではないだろうか。

 

IPMNは、分枝型と主膵管型、およびその両方が合併した混合型に分類される。

 

主膵管型は、主膵管拡張がみられるのが特徴とあり、腹部エコーによる診断が正しければ、主膵管型IPMNか混合型IPMNの可能性が極めて高い。

 

主膵管型IPMNであれば、すでに癌化している可能性が高く、癌化していなくても、いずれは癌化する疾患なので、膵臓の摘出手術は免れない。

 

膵臓摘出手術となった場合、事例の多い病院にかかりたい。すると、出雲の病院か、鳥取大学医学部付属病院か。後者は兄が手術をして、そして亡くなった病院である。

 

ともあれ、とりあえずは2018年6月6日(水)の精密検査を待たなければならない。摘出手術となった場合、人間ドックを行い、精密検査に行く予定の松江市立病院の医師と相談するということで。

 

この5日間、仕事も手につかないほど不安で仕方がなかった。夜もあまり眠れていない。でも、仕事はしなければならない。母親の介護もしなければならない。

 

本日になって、少し落ち着いてきたので、精密検査まではこの件は忘れて、通常通りに生活しなければならない。