皆さま、こんにちは！
今日は６年前に訪れた甘木鉄道から
松崎（まつざき）駅の訪問記です。
この駅は国鉄時代の昭和14年に開業した駅で
当時の駅名は筑後松崎駅。
国鉄甘木線が第三セクター化された昭和61年に
現在の駅名に改称されました。
この駅の印象ですけど
高校生の利用がめっちゃくちゃ多いの。
自分が松崎駅に着いた時、
通学の時刻と重なったこともあるでしょうけど
到着した列車から大勢の高校生が下車してましたよ。
ちなみにこの時の時刻は午前８時12分なり～
その高校生たちは駅舎を抜け、南の方角に向ってました。
後で知りましたが、
松崎駅の南方には県立三井高校があるみたいですね。
自分の経験からの話ですが…
松崎駅を訪れたのは４月13日のこと。
この頃はまだ、新一年生は大人しく鉄道を使って通学しますが
３か月が過ぎ学校生活に慣れてきた辺りから
チャリ通に切り替わる子たちが増えます。
この混雑も今だけなのかな…？
そんなことを思いながら、通学する子たちを見てましたよ。
その様子を見ていたのは自分だけではありません。
駅に住み着いてるニャンコでしょうか？
日向ぼっこをしながらこちらを眺めてました。
誰もいなくなったホームを期待しながら構内に入ると
まだ高校生がいるじゃないですか。
しかもさっきとは違う制服の子たちが！
この子たちはホームの西端にある出入口から姿を消しましたが、
グーグルマップを見てもこの付近に学校はありません。
まさかエスケープ？
ついて早々、どうでもいいことが気になってた松崎駅でした。
話を駅に戻します。
先にも書きました通り松崎駅は昭和14年に開業。
昭和47年以降、現在まで無人駅でしたが
Wikipediaによればわずか１年だけ、
第三セクター化された際に有人駅だった時代があるそうです。
ところが駅舎を眺めてみても…
出札窓口らしきモノは見当たりません。
待合室の一角に塞がれた箇所がありますけど、
ここに出札窓口があったかしら？
松崎駅が駅員配置駅だった時代がわずか１年間だけという事実。
このことが気になるのは自分だけでしょうかね？
毎度ですけどその理由を推測してみました。
個人的な憶測ですので話半分で聞いてくだされ。
現在は列車の行き違いが可能な島式ホームを持つ松崎駅。
開業当時からこの構内構造でしたが、
国鉄末期は駅舎寄りの線路が撤去され
単式ホームとして使用されてたそうです。
下は国土地理院のサイトに掲載されてる
昭和56年に撮影された航空写真ですが、
片面のみ使用されてるホームの様子がわかりますよね。
昭和61年に国鉄甘木線が第三セクター化されると
列車が増発されることから廃止された線路を復活。
列車の行き違いが可能な現在の構内配線に変わったそうですよ。
そこで問題になるのが甘木線の信号施設です。
第三セクター化に合わせ全線がCTC（自動化）されましたが、
実際にははそれよりも遅れていたのではないかと。
と言いますのも、CTC化される直前の基山駅‐松崎駅間には
タブレット閉塞を用いた時期があったそうです。
松崎駅にはそのための職員が配置されていたらしく。
松崎駅が有人駅だったわずか１年間は
松崎駅でタブレット交換が行われていた１年
だったのではないでしょうかね？
以下は現在の松崎駅の様子です。
構内の全景でした。
ホームの西側に
第三セクター化後に新設された出入口がありました。
先ほど見た高校生たちが姿をくらました出入口です。
あの子たちはどこに行ってしまわれたのでしょ？
構内を眺めているとアルものに気づきました。
ホームの堰があるじゃないですか！
手前側に道路が通されているので気づきにくいですが
国鉄時代、ここら辺りは駅の構内で
堰は国鉄時代に貨物ホームとして使われていたモノです。
下は昭和37年に撮影された航空写真ですが
この位置に大きな上屋を持つ貨物ホームがハッキリと写ってますよね。
今は貨物ホームの跡地にJA系列の葬祭会館がありますけど、
自分が死んだ時、こんな場所でお葬式ができたら
喜んじゃいそうです。
こうして松崎駅を見終えると、
先ほど見たニャンコが神妙な顔つきでこちらを見てました。
誰もいないホームではしゃいでる自分の姿が
珍妙に見えたのでしょうかね？
松崎駅は甘木鉄道の駅では珍しい国鉄時代の面影を残す駅。
ニャンコよ、この気持ちを理解してくだされ。
基山駅
立野駅
小郡駅
大板井駅
松崎駅（平成29年４月13日）
太刀洗駅
甘木駅
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