皆さま、おばんです!


以前のブログでもちょこっと書きましたが、

山口からの出張帰りの途中、

日本海側にある某駅で、

すんごく貴重なコンテナを見つけたんですよ。


普通、JRコンテナのカラーというと、

ちょっと前のモデルまではコンテナブルーだったり…
a04107


最近のモデルですとJRFレッドだったりしますが、
c09041


たったひとつだけ、ピンクを纏ったコンテナが存在するんです。

それがこちらでした。
e06064/出張

20A‐1コンテナです!


ピンクな外観も異様ですが、

なぜかこのコンテナだけワンコが描かれているんですよね。

このワンコ、何か意味があるのかしら?
e06065/出張

お~、よちよち。


この20Aというコンテナですが、屋根が開閉可能なコンテナでして、

平成10年に1個のみが試作された形式したの。


屋根が開閉できるコンテナといえば、

国鉄時代にC12というコンテナが存在しておりましたけど…
d03200

JRの時代に入ってからはこちらの20Aが唯一でして。


20Aコンテナはその後、無事に量産に至るのですが、

新たにU20A(私有コンテナではないのになぜかUが付く)

という形式が起こされ、

現在もオートバイ部品の輸送に活躍中でした。


そんなことで、とっても貴重な存在の20A‐1コンテナ。
e06180/20A-1

奥に見えるのはJRコンテナ創生期に量産された18Dです。

床が低い上に全高が高いので、

20Aコンテナは19を通り越して20の番号になっていたんですね。

(コンテナ形式の数字は内容積量(立方メートル)を示します)

それ故に、コキ100系積載限定の

ハイキューブコンテナに指定されておりました。
e06184/20A-1


屋根の開閉機構をちらりと。
e06182/20A-1


表面に両開きドアを備えますが、
e06183/20A-1


背面はドアの無い側面でした。
e06181/20A-1


このコンテナ、貴重さがウケまして、

各地の鉄道フェスティバルでも展示されたりしてたんですけど、

どうも昨年中に除籍されたみたい。

その後も運用に就いているので、除籍はされていない模様です。

今後はこの場所でしか見ることが出来ないのかもしれませんね。


今回はどうしても間近でみたくて、

JR貨物の職員さんに特別に許可を戴くことができました。

職員さん、コンテナを見たいという自分を見て、

不思議そうな顔をされてましたけど、

ホント、このコンテナは貴重なんだから。


ところでカプセルプラレールに

この20A‐1コンテナが混じっているようなんですけど、

カプセルプラレール、

いつからこんなマニアックな商品になったの?
e06187/20A-1

左から2番目のやつね。ピンクが目立っていて実にイイ感じ!