あ皆さま、おばんです!

今回は、成田ゆめ牧場の保存車両のことを書きたいと思います。


そもそも自分が成田ゆめ牧場に関心を持ったのは、

かつて新潟県の新黒井駅と浦川原駅を結んだ、

軽便鉄道の頸城鉄道線で活躍した除雪車が、

このゆめ牧場にいることを知ってからでした。


頸城鉄道と言えば昨年の冬に、

保存会の三男さんから、コッペルを始め、

貴重な保存車両を見せてもらったんですよね。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-b02095

この地で活躍した除雪車、

しかもそれは、

頸城の保存車両のワ(有蓋車)の同形車をベースに

改造されているとのことで…

こうなると、どうしても現車が見たくなるのは当然のことです。

そこで今回は仕事ついでに、

ちゃっかり、ゆめ牧場まで足を延ばしたのですよ。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c05222

園内の案内看板を見ながら、それがある場所を探しましたが…

ありました!


全国の数多くの貴重な車両たちを、生きた姿で保存されてる、

羅須地人鉄道協会の皆さまが運営中の、

ゆめ牧場・まきば線なのでした。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c05234

この検修庫を見れば、誰だって興奮しちゃいますよね。

このような光景が実在するなんて…

なんだか、夢を見ている気分でした。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c05235

前日、ゆめ牧場に確認の電話を入れた時に聞いた話ですと、

まきば線の管理をされてる協会の皆さま、

平日は不在が多いってことでしたが…

この時、検修庫の中で人影が見えたんですよ。

ひょっとして、誰かいらっしゃるのかな?って。


そこで、そっと検修庫に近づき、中を覗いてみました。

すると…
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c05213

検修庫内ではなんと、

西武ゆうえんちで保管されていた

木造客車の修繕作業が行われていたんです。

客車の壁板の張替えなんて、

めったに見ることが出来る光景じゃないですよね。


作業中の様子を見ててもいいかをお願いをしてみると、

皆さま、快く許可してくださいました。


その後、皆さまが作業の手を休めると、

自分のところに近づいてくれたんですよ。

頸城鉄道のラキを見に仙台から訪れたことを話すと、

なんと、車両の近くまで同伴してくれるとのこと。

本当に来た甲斐がありました。


「蒸気機関車とか、見に来るのはわかるけど、

本当にこれ(ラキ1のこと)を見に来たの?」

って言われましたけど、本当なんですよ。

鉄道ファンにも、いろんなタイプがあるんですから。


そんなことで、お近くから見たラキ1がこちらです。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c05214

もちろん後ろ姿も。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c05237

ラキ1は、

元・魚沼鉄道(→国有化後の魚沼軽便線)の有蓋車で、

頸城鉄道に譲渡後、除雪車(ラッセル車)に改造されました。


ここで思い出すのが、昨年見た頸城鉄道のワ14です。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!

無蓋車(ト)の奥に見える有蓋車がワ14ですよ。

よく見ると、トとラキ1の台枠構造も非常に似たもののようですね。


ワ14はラキ1と同じく、元・魚沼軽便線から譲渡された有蓋車で、

頸城鉄道が廃止になるまで、

ほぼ運命をともにした車両なのです。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c05239

ラキ1を見ますと、側面こそ大きな改造が施されておりますが、

屋根周りは非常に似た造りになってました。

ラキ1の屋根は、

有蓋車時代のものを再利用したってことなんでしょうかね?


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c05238

こちらは、ラキ1の足回りです。

大正期の貨車に見られるシュー式の足回りは、

頸城鉄道で除雪車に改造される際に手が加えられており、

車体が浮き沈みしないよう、

板バネの上に木板が挟みこまれておりました。



ラキ1を見て、

なんだかお腹がいっぱいになっちゃいましたけど、

まきば線には、まだまだたくさんの車両があります。


切がないので今回はここまで。

とにかく一度、成田ゆめ牧場に足を運んで下さいませ。

入場の際は、年間パスポートですよ!