皆さま、おばんです!


今日は仕事の所用で、久々に仙台臨海鉄道までやってきました。

3月の大震災で、壊滅的なダメージを負った仙台臨海鉄道。

「年内中には復活運転をさせたい」

そんなニュース報道も見ましたけど、ダメージの大きさを考えると、

それは無理だろうとばかり、思っておりました。

ところがところが…


ちょっと見ないうちに、

驚くほど復旧作業が進んでおりましたね。

本当にビックリしましたよ!


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陸前山王駅方面を見た本線の復旧状況と、


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仙台港駅方面を見た復旧作業風景です。


真新しいバラストの上に牽かれたレールを見ていると、

いつ列車が動き出してもおかしくない雰囲気でしたよ。

一部では、被災したレールも再利用されているようですね。

年内の復旧は、どうやら嘘ではなかったようです。


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こちらは新しく設置された踏切と遮断機です。

最新の踏切って、こんな警報機が付いているんですね。

なんか、提灯のようなカタチをしているんですな~。


そしてコチラは、機関車が留置されている機関庫です。
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おっ!SD55 103が庫外に出されている!


それもそのはずです。

震災によって、辛うじてカタチを留めていた機関庫も、

今回の復旧に合わせて取り壊されるようです。


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解体作業用の重機(ショベルカー)が少しずつではありますが、

外壁の取り壊し作業を進めておりました。

開業以来、馴染み深かったこの機関庫も、

もうすぐ見納めなんですね。

地元のファンとしては、ちょっぴり寂しい風景でした。


でも、そんな思いをかき消すようなシーンにも、

遭遇しましたよ!


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庫外に出されていたSD55 103、

アイドリング音も高らかに、

エンジンを始動させておりましたよ!


震災前は3両(SD55 101~103)のが在籍していた、

仙台臨海鉄道の機関車ですが、

直撃した津波の被害によって、3両とも被災してしまいました。

流れてきたタンクローリーが直撃した101号機、

津波にさらわれて脱線転覆した102号機はすでに解体され、

比較的被害の少なかった103号機のみが生き延びたのですよ。


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そんな103号機。


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アイドリングはいささか不安定な感じではありましたけど、

大きな黒煙を上げる姿は、

本線に就く日を待ちわびてるように見えました。


キリンビール仙台工場に続く仙台西港線、

東北石油に続く仙台北港線、

ともにかなりの勢いで復旧作業が進んでおります。


再びここで、

エネタン(新日本石油のタキ1000編成)や、

コンテナを満載した貨物列車の姿が見れる日も、

遠いことじゃないように感じた、

今日の午後の出来事でした。



死んだ魚のような異臭もなくなって、本当にびっくり!

高めのフェンスも新設されて写真が撮り難くなり、更にびっくり!(TωT)