皆さま、おはようございます!


そして「あおば鉄道美術部」部員の皆さま、

作品の発表が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。


そうです!本当は昨日が作品発表の日だったんですよ。

完全に遅刻です。





今回の作品、本当はもう1枚、続きとなる絵があるのですが、

昨晩、突然の睡魔が襲撃、ものの見事に撃沈してしまいました。


こちらは機会を見て発表することにし、

今回は1枚目の絵をうpすることにしました。

申し訳ないです。




それではいきます。

タイトルは…

「風は秋色~昭和57年秋・利府発432Mの恋~」


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-a11190


昭和57年の秋のこと。


当時高校生だった私は、同じクラスのTちゃんに恋してしまったのでした。


Tちゃんはいつも物静かで、

休み時間には持参した本に目を通している…、

そんな感じの女の子でした。


話し出すきっかけが無いまま時は過ぎてゆくのですが、

ひょんなことからそのチャンスはやってきたのです。


毎週土曜日に学校が終わると、

Tちゃんは利府駅14:35発の432M列車に乗って、

岩切駅まで乗車することを知ったのです。


当時の利府線(東北本線支線)は、

ピークに20分ヘッドで運行される現在とは違い2時間に1本は当たり前、

お昼には9;38発428D列車が出ると、

次がこの14:35発432M列車という、

とんでもないほどの超ローカル線だったのでした。


だから土曜日は、午前中の授業が終わると2時間近くもの間、

利府駅に停泊中の417系電車の車内で時間を過ごしたのですよ。



勇気を振り絞って自分の気持ちを告白、

それ以来、土曜日の432M列車の車内は、

2人っきりになれる思い出の場所と化したのでした。





あれから25年…


紅葉で赤く染まる周囲の山々も切り引かれて、現在は住宅地になりました。


いつも風が吹き抜けている木造駅舎も建て替えられ、

現在はコミュニティーセンターが併設される、近代的なものに変わりました。


当時最新鋭だったローズピンクの417系電車も姿を消し、

現在は無気質なプレハブちゃんが、その任に就いております。



そして私の恋の行方は…


「歩王くんは私にはもったいなさすぎる…(´∀`)」


という当たりようの無い断り文句とともに、

木造駅舎や417系電車と同様、過去の想い出になってしまったのでした。


(。>0<。)ちっくしょ~う!!!






最後、取り乱しました。すんまそん。