今、私達に何が出来るだろうか？

横浜開港記念講堂で素敵なイベントが昨日開かれました。

「子どもの未来を買わないで・・・」http://blogs.yahoo.co.jp/tenohira_...
衝撃的なタイトルですが・・・今大きな社会問題の１つです！
子どもの権利の活動家として活躍されているＡＫＩさんこと森田明彦さんhttp://fwge1820.spaces.live.com/
がファシリテーターをされていました。



同時にカンボジアの人身売買の被害者の女性たちが「人生の川」というテーマで描いてくれた絵（１枚が畳一畳分くらいあります）を展示して、
それぞれの女性たちの「物語」をお話しするポスターセッションも
ありました。
アートで心を癒していくという仕事をしている私にとって
それはそれは興味深いセッションでした。

心に傷を負った女性達が描画という芸術療法を通し、
自分の悲惨な経験で刻まれた感情を表現していく・・・
初めは暗く、重々しい、鉄の囲いの様に縛られた感覚さえ伝わってくる
描画がセラピストと共に心を表現し続けることで
色彩豊かな描画へと変化し・・・
洋服が好きだからそんな仕事がしたいんだ～と
ビジョンを表現するまで心が緩んでくる様子が描画に現れていました。
とても貴重な資料だなと勉強になりました。
さすがアートの力は凄いです。

根本的な原因である社会的弱者の人権を守るという課題に関しては
小さなコミュニティーから社会全体へと意識を広げていかなければならないなと強く感じました。


子どもの未来を守る為に今、私達は何をなすべきか？という問いには・・・
今回の素敵なイベントを主催された「てのひら～人身売買に立ち向かう会」（代表：百瀬圭吾さん）
http://blogs.yahoo.co.jp/tenohira_...
も初めは桜美林大学の学生が人身売買問題について勉強会を実施したことがきっかけで設立されたＮＧＯ団体であるそうです。

世界中に起きている様々な問題に一人一人が関心を持ち、
自分の出来る範囲で自分の思いを伝え続けるという動きこそが
今、私達が出来ることだと思いました。

また昔、よく言われた「あ・うん」の呼吸とか「お互い様よ～」という
人と人との感触から気持ちを受け取っていく想像力が乏しくなり、
希薄なコミュニケーションになってきてしまっているのが現状です。。
言葉がなくても、言葉が通じない同士でさえも
人のぬくもりで相手がどういう状態なのか？気持ちなのか？
想像し合える関係性こそが大事だなと思いました。