神様が与えてくれた2週間の休息

週末ショックなことがありました。
久しぶりにおいしいものを食べに行こうと集まった仲間の一人が

私・・首に腫瘍が見つかってなんと悪性だった！だから2週間入院して取ってくるわ。
あまりに平然と告白するので「えー！」
もしかしてと思ったからＰＥＴ検査受けたら
肺の後ろにも２つほど影があるんだって。
リンパにできている腫瘍だから肺に転移したら大変ってと言われていたんだけど・・・

彼女はうつ病の旦那様がいて、いつも状態を私は聞いていました。
彼が何とか会社へ通えるようにいろいろな努力をしています。
朝の３：３０に起きる旦那さまにつき合い朝食を作り、
食べたら薬を飲みまた数時間寝る。
そして会社に間に合うように起こし
お弁当を持たせ何とか会社へと送り出す。
今回の入院も本当の事を伝えたらいけないと一人でサインして一人で入院するそうです。

私達の前ではいつも稟としてそんな大変な生活に愚痴一つも言わない。
「何でも背負わないでたまには休みなよ～」と言っても
いつも笑顔でいた彼女。

さすがに今度の手術の話をしているうちに
涙を見せた。
美味しいお食事を囲みながらみんなで泣いた。

美しい長い髪が自慢な彼女がぽつりと言った。
「一番つらいのは首をえぐってしこりを取って
そこにお腹のお肉を移植するんだけど・・・
そこには髪の毛が生えてこないんだよね～」

私は胸が痛んだ。

神様が彼女に与えてくれた2週間の休息。
何とも言えない。