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今店頭に並んでいる日経トレンディ(2017年5月号)に特集として、

 

特別対談 顧客心理とデータで読み解く!「未来志向のヒット学」
鈴木敏文(セブン&アイHD名誉顧問)× 森岡 毅(元ユー・エス・ジェイ)

 

が掲載されています。

 

この特集は、残念ながら本号のメインではないのですが(笑)、書店でこの特集を見つけ、買うことにしました。

 

 

セブン&アイHDの鈴木さんといえば、流通業界・特に「コンビニ」というものを日本に定着させた育ての親としてはもちろん(1973年、日本初のコンビニエンスストア「セブン-イレブン」を立ち上げ)、POSという仕組みをマーケティングに活用した人(当時はレジの打ち間違いをなくすツールという位置づけ)。

 

対する森岡さんは、USJの業績をV字回復させた人。

という認識が一般的でしょう。

 

で、そういう実績をあげ、直後にUSJを去った。

次、どうするか?も公にせずに…

 

 

今回の特集では、個人的にとても興味深い内容がたくさん書かれていました。

そのすべてをここで書くことはできませんが、ポイントとなるコトバをいくつか…

 

 

 

『過去の数字をたあ見ていても何ら意味はない

仮説、検証して初めてデータは生きる』

鈴木敏文

 

  • 広げて考えると、書籍などで「参考になる事例」を読んで、そのまま・まったく同じことをやろうとする人がいます。書籍に出てくる事例と自社が規模・商品力・消費者の認知のされ方・競合などの環境・・・も含め、まったく同じだったら、同じことをやって、同じ成功を得られるかもしれない。(それでも『かも知れない』です)書籍に出てきた内容のエッセンスを自社に適用するには(適用して最大の効果を得るには)どうするか?を考えないと、まったく意味がありません。

 

 

 

『売り手側が「お客様のために」と考えることはたいてい押し付けになり、

「お客様の立場で」考えることとは全く違う。

鈴木敏文

 

  • 文中にも出てきますが、結局重要なのは、『過去の延長線上で物事を考えないことと、お客様の立場で考え抜くこと』。特に業界の中にいると、『業界の常識』にとらわれてしまい、本当の意味での消費者目線が難しくなります。常識を疑うこと は、本当に難しいです。

 

 

 

テーマパークに限らず、

どの市場でも消費者の購買行動を左右する本質は

「プレファレンス(ブランドへの好意度)」にあります。

森岡毅

 

  • 要は、そのカテゴリーの商品を購入する機会のうち、自社がどれくらいの確立で選ばれるか?その確率を上げることが大切。ということです。ただ、ここで考えるべきは、『そのカテゴリー』をどこで区切るか?であり、例えば最近では、『スマホにお金を使うから服が売れない』などのように、『カテゴリー』は、もはや商品カテゴリーではありません。また、そもそも論として、可処分所得の減少や、モノ消費からコト消費へのシフトも意識すべきでしょう。

 

 

 

どう戦うかより、「どこで戦うか」

森岡毅

 

 

  • どう戦うか(戦術)より先に、どこで戦うか(戦略)を考える方が合理的。これは結構普通に言われていることですが、徹底して目的地(ゴール)を理解することは、とても大切です。逆に進めたり、戦術ばかりに(ムダに)こだわったりすると、本来目指すべきゴールがブレることにつながり、思うような成果を得ることができなくなったりします。

 

 

 

 

最初にも触れましたが、この特集は本号のメインではありません。

しかし、この特集を読んでからメインである『北欧ヒットの秘密』の記事を読んでみると、なんだか内容がつながっているようで(そう感じて)、一粒で二度おいしい的な(古っ)、なかなか、面白い内容でした。