能登と東京を繋ぐ旅へ。

 現在、CCBT(Civic Creative Base Tokyo)で開催中のSIDECOREの個展『新道路』を観てきました。

 まず初めにいくつか注意事項を。CCBTは12月13日より原宿竹下通り近くに移転しています。本展も開催場所は原宿です。間違えて渋谷に行かないように。

 また会場が屋外と屋内2箇所の計3ヶ所あります。一応回る順番は①屋外会場→②CCBT3階→③CCBT地下1階とされています。私は間違って②の3階から入ってしました。行かれる際はくれぐれもホームページで道順を確かめて行かれることをお勧めします。



 さてその第一会場の屋外会場ですが駐車場に車が一台置かれているだけです。中には巨大なネズミが鎮座しています。何の説明もありません。これが旅のプロローグとなります。



 第2会場の3階では中央に大きなテーブルが置かれ日本地図が広げられています。その周辺にさまざまな事物や写真が置かれています。これは旅の記録なのです。



 本展は東京から能登への旅を撮影したロードムービー方式のビデオ・インスタレーションです。能登がゴール地点なのは震災と豪雨による大きな災害にあったためです。ビデオは震災ごみの仮置き場や崩落した道路を走り抜け、東京にたどり着きます。屋外会場はその移動に使った車というわけです。

 SIDECOREは「ストリート」をテーマとしてきました。それは地下道であったりコロナで人気のいない渋谷の裏通りなどでした。今回のテーマも「新道路」です。それは災害にあった場所と別の地点を繋ぎます。私たちは通常災害にあった場所をニュースの番組の中でしか見ることはありません。それはどこか遠い場所のように感じます。しかし道路を介して今いる場所と繋がっています。決して点と点ではないのです。SIDECOREの旅はこの点と点を線として認識し体得するための試みであり理解なのでしょう。

CCBT
SIDECORE『新道路』は2026年1月25日まで開催中です。
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