夏休みを利用して十和田市現代美術館に行きました。
ちゃんとしたレポートは後日書こうと思うので、今回は速報レビューです。
十和田市現代美術館はその名の通り、現代美術を扱う美術館です。その特徴は展示されている作品が絵画や彫刻ではなく、いずれも体験型・参加型・空間型の作品であることです。
例えばハイライトのひとつロン・ミュエクの『スタンディング・ウーマン』は立体作品ですが、存在する空間自体も作品の一部です。置かれている空間を占有する空気感を作品が持っているからです。
塩谷千春さんの『水の記憶』はさらに明確に部屋空間と一体化しています。この地に来なければ見ることができない作品なのです。
またこう言ってはなんですが、作品を提供しているのは必ずしも有名という方ばかりではないと思います。しかし、どの作品も建物空間を利用したユニークなアートとなっています。
美術館前の広場ほか周辺に点在するアート作品も含めて、現代美術ファンならば訪れる価値のある美術館だと思います。
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