この4連休を利用して、DI C川村記念美術館に行ってきました。恥ずかしながら、これが初の来訪です。

 DIC川村記念美術館は千葉県佐倉市にある美術館です。CASAブルータスの世界のベストミュージアムに選ばれています。


 常設展示の目玉はマーク・ロスコの作品だけで壁面を飾った《ロスコ・ルーム》です。そのほか印象派の巨匠の作品からミニマリズムまで良作が揃っています。

 またフランク・ステラやジョゼフ・コーネルの作品もまとまって展示されています。

 特にステラは日本にこんなにたくさんあったのか、とビックリするぐらいの代表作がまとまって展示されています。


 さらに言うと庭園も見事です。

 現在、午前と午後に分かれて事前予約制となっています。私は午後の部、1時から入館しましたが、午後4時の閉館時間までたっぷり見ても、まだ時間不足でした。じっくり見たいのであれば、できれば午前の部から入られた方が良いかと思います。

 このように素晴らしい美術館なのですが、難点は都心からだと、そこそこ距離がある点です。しかも、現在駅からの送迎バスがないため、どうやって行くか考えなければなりません。以下に私の場合をご紹介しておきます。

 現在、川村美術館に直通で行ける公共交通機関はほぼありません。送迎バスが中止されているからです。ですので自動車で行ける方は、自動車で直接行くことを強くお勧めします。

私は自動車がないため、行きはバス+徒歩。帰りはタクシーでした。

 バスは路線バスです。1時間に2、3本はありますが、直通ではありません。JR佐倉駅から乗り、手前のバス停で降りてそこから歩くことになります。私は30分ほど歩きました。もちろん、そんな酔狂な人はいません。皆さん車です。帰りのタクシーは美術館から呼べば10分ほどで来てくれました。タクシーは地元のタクシーなので、とんでもない細道を走り、20分かからずにJR佐倉駅につきました。しかし3000円超のタクシー代がかかります。

 これを往復でやると結構な金額になります。車はないけど免許はある方であれば、駅でレンタカーを借りた方が安上がりでしょう。ただし、JR佐倉駅の周辺にはレンタカー屋さんはありませんでした。若干遠くなりますが京成線の佐倉駅ならあるかもしれません。

 以上、地元の方以外は、行かれる際は計画的に旅程を組まれた方が良いかと思います。ただ、それだけ行く価値のある美術館であることは間違いありません。

200925