ケチケチ弁護士 | INDIGO DREAMING

ケチケチ弁護士

弁護士はケチだっていうのはこちらではどうもステレオタイプ化しているようです。
ケチっていっても一生懸命コツコツ節約して・・・っていうのとはちょっと違うんですよ。

タダとか優待で何か出来る機会があまりにも多いし、そういう情報ネットワークにも恵まれているので、自分の財布を開けるのは一番最後の手段みたいな考え方が多少なりともあるのかな~なんて思ったりいたします。

誰かの送別会だとか結婚式などの時に部署内でカードに寄せ書きしてカンパを集めることがよくあるのですが、この時に秘書達の間で暗黙のルールになっているのが「弁護士にカードをまわす時には張り付いて見張っている」ことです。

いや、別に彼らがカンパ金を盗んだりするわけじゃないんですよ。

カンパ金を入れないでカードにサインだけしてまわす輩がけっこういるんです。
こういう時には給料は少ないけど人情の厚い秘書達の方がよっぽど金払いがいいんですよ。
(と秘書達はぶーぶー文句を言っています)

弁護士の間を自由にカード回覧させた場合と、弁護士のもとに秘書がカードを持っていってその場で待つ場合のカンパ金の集まり具合は全然違うんですね~。
スタッフ30人程度の部署内を自由にまわして5,000円くらいしかカンパ金が集まらないと相応なプレゼントが買えませんからせめて10,000円くらいは集まって欲しいと思うのがオーガナイズを任される秘書の気持ちです。それに高給取りの弁護士が秘書よりも貢献しないのはどう考えても不公平なので暗黙のルールが出来るに至ったわけでございます。

部署内だけの送別会などは暗黙のルールが活かせるから良いのですが、全社的に行う送別会などの時にはこのルールが活かせません。

事前に社内メールで「某さんが退職するのでプレゼントに貢献したい人は○月○日まで□階の秘書の△△のもとまでカードをサインしに来て下さい」などと流しても弁護士達の反応はにぶいです。別にそのこと事態はいいのですよ。忙しくて送別プレゼンテーションに来られないなら来なくったって構わないんです。

いやらし~な~と思うのが送別プレゼンテーションの直前に顔を出し、カードとプレゼントを本人に渡す前にカードに飛び込みサインする弁護士がけっこういることです。
いかにも自分もプレゼントに貢献しましたという風をよそおっちゃって・・・
別に全ての弁護士がこうだってわけじゃあないのですよ。
ただ、こういうことするのはまずノン・リーガル社員ではなく揃いも揃ってリーガル社員なので気になるんですよね。

この手の弁護士って自分は賢くて周りは要領の悪いバカだと内心思っているようで、周りは気がついてさえいないと過信している高慢ぶりがなんとも痛々しいです。
御心配なく。みんな気づいてますしカゲで嫌ってますから・・・



丸田 潔
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