台無しプロポーズ | INDIGO DREAMING

台無しプロポーズ

「それで結婚の決心してくれた?」と彼。

素直に「決断しました」とは言えないあまのじゃくの私。

「そもそもさ~。私プロポーズされたっけ? されてないよねぇ。」

「えっ、何をいまさら」

「いや~、プロポーズの言葉聞いた覚えないんだよね。」
「じゃ、will you marry me?」

「何それ~? そのとってつけたような言い草は。
ぜんぜん心こもってないじゃん。心こめていいなさいよ。」

「WILL YOU MARRY ME?」

「ゆっくり言えばいいってもんじゃないでしょーが。
まずセッティングを考えなさいよ。
普通ひざまずいて言うもんなんじゃないの?」

「えー? いやだよ、ひざまずくなんて恥ずかしい。」

「でも、あんたの国ではプロポーズする時ひざまずくのが普通でしょう?
それにエンゲージリングは?」

「エンゲージリング欲しいの?」

・・・・絶句・・・・・

「顔洗ってエンゲージリング用意して出直しておいで!」


「・・・・で、結婚決めてくれたの?」

だめだこりゃ。



タイトル: 101回目のプロポーズ